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<金融庁>スルガ銀立ち入り着手 審査体制や不正認識検査

4/13(金) 20:41配信

毎日新聞

 女性向けシェアハウス「かぼちゃの馬車」の運営会社スマートデイズ(東京)が破綻した問題で、金融庁は13日、大半の所有者に資金を融資していたスルガ銀行(静岡県沼津市)の立ち入り検査に着手した。改ざんされた書類を基に融資を審査したケースが多いとみられ、スルガ銀側の審査体制や不正認識の有無などを調べる。問題が判明すれば行政処分を検討する。

 スマートデイズは、シェアハウス用の物件をローンを組ませて1億円以上で販売。物件を借り上げて転貸する「サブリース」と呼ばれる手法を展開していた。入居者から集めた家賃から、所有者に保証した賃借料を支払う契約だが、入居率の低迷で1月に支払いを停止し、今月9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請して事実上破綻した。

 関係者によると、スマートデイズは販売代理店を介し、ほとんどの購入者に横浜市内のスルガ銀支店で融資を受けるよう指示していた。審査では、預金残高を水増しした書類が使われたケースも多数あったという。金融庁はスルガ銀の支店幹部がスマートデイズの不正を見抜けなかっただけでなく、不正に関与した可能性もあるとみており、融資審査の体制全体が適切だったかを調べる。【鳴海崇】

 ◇キーワード・スルガ銀行

 1895年に設立した静岡県沼津市に本社を置く地方銀行。店舗数は133店で、静岡県東部と神奈川県西部を主な地盤とするほか、東京や他府県の中心都市にも店舗を展開している。

 1985年就任した創業一族の岡野光喜前社長(現会長)の時代にリテール(小口)バンキングへの転換を打ち出し、90年に行名表示を駿河銀行から現在の名称に変更した。融資の大半を個人向けローンに注力する独自のビジネスモデルで知られ、近年は比較的金利の高いアパートローンも強化することで、地銀トップクラスの高い収益率を上げてきた。2017年3月期の最終(当期)利益は、前年同期比16%増の426億円。

最終更新:4/13(金) 21:23
毎日新聞