ここから本文です

お使いのInternet Explorerは古いバージョンのため、正しく表示されない可能性があります。最新のバージョンにアップデートするか、別のブラウザーからご利用ください。
Internet Explorerのアップデートについて

(朝鮮日報日本語版) 【コラム】「ヒョウ」になりたい韓国軍、このままでは「ネコ」に

4/15(日) 5:07配信

朝鮮日報日本語版

 今から19年前の1999年6月、北朝鮮の警備艇が西海(黄海)の北方限界線(NLL)を連日侵犯したことを受け、当時の金大中(キム・デジュン)大統領は「4大交戦守則」という作戦指針を下した。「第一、NLLを守れ。第二、韓国から先に発砲してはならない。第三、相手(北朝鮮)が発砲したら交戦守則に従って撃退せよ。第四、戦争に拡大させるな」というものだった。

 これにより韓国海軍は、NLLを越えて連日南下してくる北朝鮮の警備艇に高速艇の艦体をぶつける「押し出し戦術」で対応しなければならなかった。こうした状況が1週間ほど続き、北朝鮮の先制攻撃で第1延坪海戦が始まった。

 韓国海軍の関係者は、後に「4大交戦守則は、統帥権者の誤った指示が将兵をどれほど危険にさらしかねないかをよく示す例」と吐露した。

 最近韓国国内には、この先南北および米朝首脳会談が終わると、19年前と同じ状況が再び訪れるのではないかと懸念する人が多い。特に南北首脳会談が終わった後、対話・平和のムードの中で韓半島(朝鮮半島)の緊張緩和と軍事的信頼構築のための措置が一挙に進められる可能性が高いため、そうなのだという。

 韓半島の緊張緩和措置としてはNLL、非武装地帯(DMZ)に関するものが挙げられる。2007年10月の南北首脳会談で合意された西海共同漁労区域、平和水域の設定を骨子とする「西海平和協力特別地帯」案が「復活」する可能性がまず出てくる。

 北朝鮮側は07年11月、第2回国防トップ会談をやろうと平壌を訪れた韓国国防部(省に相当)の金章洙(キム・チャンス)長官(当時)が「北がNLLを認めなければ交渉に応じられない」と言うと、「NLLに固執するのは北南首脳会談の精神と結果を理解していないということ」だとして、さまざまな形で圧迫した。「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に電話してみろ」とまで言ったという。

 今回の南北首脳会談の後も、同じような状況が繰り返されないはずはない。無論、国防部の宋永武(ソン・ヨンム)長官など韓国軍首脳部がNLL問題などで確固たる原則を固守し、これを文在寅(ムン・ジェイン)大統領と政権中枢部が受け入れてくれれば、一部の懸念は杞憂(きゆう)に終わるということもあり得る。だが現政権になって韓国軍で起こっていることや、これに対する宋長官と政権中枢部の態度を見ると、こうした懸念が現実になりかねないという思いを抱く。

1/2ページ