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「後続列車の遅れ」でなぜ「しばらく停車します」? 時間調整するもっともな理由

4/13(金) 16:10配信

乗りものニュース

さらなる影響をくい止めるため、あえて発車させない

乗りものニュース

 大都市圏の列車に乗っていると、「後続列車が遅れているため、少々停車します」といったアナウンスが流れ、駅からなかなか発車しないケースがあります。

【画像】身動きできないレベル「混雑率250%」とは?

 これはかんたんにいえば、遅れの影響を拡大させないようにするためです。

A駅→B駅→C駅→D駅

 上記の形で、ダイヤ通りなら先行列車がC駅、後続列車がB駅にいるとします。

 しかし、後続列車が遅れてまだA駅にいるにも関わらず、先行列車がC駅からD駅に行ってしまったら、遅れている後続列車はBとC、2駅分の利用者を乗せなければなりません。そのため遅れている後続列車は混雑し、乗降に時間を要してさらに遅延。乗りきれない事態も起こりえます。

 しかし先行列車がC駅で待っていたら、遅れている後続列車はB駅の利用者を乗せればよくなります。つまり遅れている後続列車を待つことで、列車の混雑を先行列車へ分散でき、遅延拡大や混乱の防止につながるのです。

 ここでは分かりやすいよう、あえて単純化し説明している部分がありますが、「後続列車が遅れているため、少々停車します」はそのためです。東京メトロによると、こうした運転間隔の調整は、路線全体の遅延拡大を防ぐために有効といいます。

乗りものニュース編集部