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露アルミ大手への米制裁発動、スイス商社・グレンコアが手当難

4/13(金) 6:02配信

鉄鋼新聞

 スイスの資源商社グレンコアは現地11日、ロシアのアルミ生産大手UCルサールに対する米国の制裁発動を受けて、フォースマジュール(不可抗力条項)を宣言した。ルサールCEOのオレグ・デリパスカ氏が米国内での口座凍結などの措置を受けたほか、ロンドン金属取引所(LME)がルサール産アルミ地金について、条件付きながら17日から取引の停止を発表。ルサール最大のバイヤーであるグレンコアも、顧客に対するアルミ供給契約の履行が困難となった。

 商社筋によると、アルミの世界生産は約6500万トン。グレンコアは約1割に当たる400万~500万トンのシェアを占有しており、そのうちの半数はルサールから供給を受けている。
 「今回の措置で供給懸念が広がり、パニック買いのような状況となっている。今後の見通しは不透明だが、2500ドル近辺まで上昇する可能性もある」(同)との観測も寄せられる。
 LMEアルミ先物は足元で2409ドル(引け値)まで上昇。3日続伸し、今年の高値を更新した。

最終更新:4/13(金) 6:02
鉄鋼新聞