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意外!? 東京・日暮里が外国人に大人気!

4/13(金) 22:16配信

TOKYO MX

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 2017年に日本を訪れた外国人旅行客は2869万人となり、過去最高となりました。東京都内では有名な観光スポットだけでなく、意外な場所を訪れる外国人が増えています。

 荒川区の日暮里駅周辺に1キロほど続く「日暮里繊維街」は大正初期にできた問屋街で、現在もおよそ90軒の生地や資材を扱う店が集まっています。この下町の繊維街に今、外国人観光客が多くやって来ているといいます。この日もカナダ、オーストリア、マレーシアなどさまざまな国から訪れていました。オーストラリアからやって来た人は「友達から聞いて来た。ここに来ないと国に帰れないわ」と語りました。

 東京日暮里繊維卸協同組合によりますと、繊維街を訪れる外国人は年々増えていて、今では全体の2割に上ります。彼らのお目当ては「メード・イン・ジャパン」の生地です。訪れた外国人客は「着物を作るため、和柄の生地が欲しくて来た。色が美しくて気に入った」「日本の綿は強いと思う」などと話していました。

 そんな中、和柄の生地を作り、業績を上げている店があります。創業35年のミハマクロスは6年前から品ぞろえを和柄に特化し、今では客のおよそ9割が外国人だといいます。店を訪れた外国人は「お土産です。かわいいでしょ」「女の人の柄や花柄が好き」などと語ります。中でも、ミャンマーから訪れた人は「“着物ロンジー”はミャンマーで有名」と語ります。ミャンマーでは今、「ロンジー」と呼ばれる民族衣装を着物で作る「着物ロンジー」が流行していて、この店ではロンジーを作りやすい2メートルの和柄の生地を販売したところ大ヒットしました。中には、生地を大量に買い込むミャンマー人の姿もありました。

 たくさんの生地を店主とやりとりしながら買う、日本在住のミャンマー人・ミヤーケイカインさんは、韓国にあるミャンマー人の店に品物を販売しています。ミヤーケイカインさんは「ミャンマー人はみんな知っている。日暮里といえばミハマクロスが結構有名」と語り、「着物ロンジーは着やすく涼しい。金色が入っている生地が(ミャンマー人は)好きなので選んでいる」と語ります。また、生地を選ぶのも工夫していて、テレビ電話で生地を見せながら選んでいます。ミヤーケイカインさんは「写真一枚一枚を送るより、テレビ電話の方が簡単。生地も近くに寄るときれいに見える」と話しました。

 ミハマクロスによりますと、ミャンマーでは13日から新年を祝うお祭りが始まるため、帰省のお土産に購入する客が多く、4月は1年で最も多く売れる時期だといいます。ミハマクロスの浜口良行社長は「今までこの商売をしてきて、おかげさまで一番いい。辞めようかなと思った時も一時はあったが、今はとんでもない。毎日毎日一生懸命作っています」と語りました。

 2010年に成田スカイアクセスが開業し、成田空港から日暮里へのアクセスがより便利になったのも外国人が増えた理由だと組合は分析しています。東京日暮里繊維卸協同組合の碓井保邦宣伝部長は「これだけ、店が集まっているのは強み。繊維業界としては(売り上げは)落ちているが、新たな外国人のお客さんが来てくれることで期待している」と話しています。

 今、外国人が改めて注目する「メード・イン・ジャパン」が、日本の一つの産業に活力を与えています。

最終更新:4/13(金) 22:16
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