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「習近平国家主席が『まばたき』をした。それも3回も」 侮れないトランプ流交渉術

4/13(金) 11:30配信

FNN PRIME

習近平の『まばたき』で貿易戦争回避?

「習近平国家主席が『まばたき』したようだ。それも3回も」

トランプ政権の新たな国家経済会議委員長に選任されたクドロー氏が、10日(現地時間)ラジオ番組でこう語った。

『まばたき』外交術って何?

同日、習近平主席が中国博鰲でのアジアフォーラムで、外資の規制緩和や自動車の関税引き下げ、知的財産保護などの市場開放策を発表したことについて述べたものだった。

『まばたき』というのは、にらみ合いをして先に『まばたき』をした方が負けという意味で、この場合、習近平主席がトランプ大統領とのにらみ合いに負けたと言ったのだ。

言うまでもなく、中国と米国との間でエスカレートしていた関税引き上げの報復宣言合戦のことで、習近平主席が『まばたき』してとりあえずは貿易戦争は回避できるのではないかという観測から、ウォール街の株価は大幅に戻した。

金正恩も “やられた” トランプの『まばたき』交渉術

トランプ大統領も、早速得意のツィッターでこう発信した。

「習主席の関税や自動車問題での好意ある発言に大感謝...知的財産や技術移転でも。共に大きな前進をはかれるだろう」

トランプ大統領が相手に『まばたき』させたのはこれが初めてではない。

北朝鮮が米国との対話を申し出たのも、トランプ政権による制裁や軍事行動も辞さないという強い態度に金正恩委員長が『まばたき』した結果と言われていた。

『まばたき』交渉術とも言えそうだが、要するにまず相手を恫喝して怯ませ譲歩を引き出すことだろう。

「自分が対ソ軍縮交渉の代表になったら、ソ連の交渉団に非常に丁重に接し、できるだけソ連側の意向に沿って交渉の段取りをつけ、気持ちよくさせて交渉に臨む。そして交渉の冒頭、私は立ち上がりソ連交渉団と向き合って「フ***ユー(放送禁止用語)」と恫喝し、直ちに退室する」

かつてトランプ氏が大統領選挙に出馬を考えていた時、彼の外交術について外交関係者にこう語ったと言われる。(ワシントン・ウォッチ誌)

『まばたき』外交術は 日本も例外ではない

来月にも予定されている米朝首脳会談でも、トランプ大統領はこうした恫喝で金正恩委員長から譲歩を引き出そうとするのだろうか。

この交渉術の相手として、日本は例外とは思わない方が良いだろう。

「日本は大事な同盟国で、アベはいい友達だ」と大統領が言うのは心地良いが、「アメリカ・ファースト」の原則に触れるような事態になれば「フ***ユー」と背中を向けられるようなことはないのだろうか。

韓国との自由貿易協定を強引に変更させ中国も「まばたき」させた後、対米大幅黒字国として残るのは日本だ。

安倍首相とトランプ大統領とのフロリダのゴルフの成り行きが心配だ。



イラスト:さいとうひさし

木村太郎

最終更新:4/14(土) 13:06
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