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世界初?多摩市長選に出馬するAI市長とは?候補者直撃インタビュー

4/13(金) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

2018年4月15日に投開票が行われる多摩市長選挙で、ある候補者がネット上で注目を集めている。

世界初?多摩市長選に出馬するAI市長とは?候補者直撃インタビュー【他の写真をみる】

「人工知能(AI)が多摩市を変える」と謳(うた)う、松田道人さん(44)。AI市長とは何者なのか。選挙戦真っただ中の松田さんに話を聞いた。

無投票当選を防ぐために出馬

松田さんが今回の多摩市長選への出馬を決めたのは、4月8日の告示4日前の4月4日。「無投票当選は防ぎたい」という理由からだった。結果的には3人出馬したが、松田さんが出馬を表明するまで、立候補を予定していたのは現職の阿部裕行市長のみだった。

前回2014年の多摩市長選の投票率は過去最低の34.47%。約12万人の有権者のうち、8万人近くが投票に行っていない状態だった。

「このまま市政の関心が低いままだと、また不正が起こる」(松田さん)

多摩市では、認可保育園に市職員の子どもを優遇して入園させたとして裁判(住民訴訟)になっている。阿部市長は入所決定に際しての不正や補助金交付の違反はなかったと主張しているが、松田さんは現職の市職員が市を訴えるまで2年間も隠ぺいされていたことに対し、強い問題意識を持っていた。

「メディアは地方自治体の問題だとあまり報じないから市民の関心が高まらず、不正や利権が生じやすい。誰かが変えないといけないと思った」

と松田さんは話す。

公正さを実現するためのAI活用

そうした“不正”や“利権”をなくすために考えたのが、AIの活用だ。

松田さんは国内の大手IT企業勤務や外資系企業の代表を務めるなど、約20年間IT業界に関わりテクノロジーへの理解は深い。

もともと1年ぐらい前から、「AIと政治は相性が良いと思っていた」という。知り合いと冗談で「そのうちAIが出馬するよ」とも話していた。

AIと政治の相性が良い理由について、松田さんのブレインとして選挙を手伝っている、経済データの分析をする会社経営者の鈴木光晴さんは、「人間が介入しなければ、公正無私で効率的な予算配分ができるのではないか」とAIへの期待を語る。

「金融や経済の分野では、既に日銀(日本銀行)や財務省が効用を最大化する最適制御理論などを応用したモデルを使って適切な予算配分をやっている。だが、その後に政治家が介入して予算配分が変わってくる。あとは、議会を見ていても、質問や答弁が*チャットボットでできるようなものも多い。そういうのを全部ボットに置き換えれば、人件費も削減できる」

(注)チャットボット:「対話(chat)」と「一定のタスクを自動化する(bot)」という2つの言葉を組み合わせたもので、AIが人間のようにコミュニケーションを行う。

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最終更新:4/13(金) 20:10
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