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「早く不明者救い出して」地元女性ら、炊き出しで捜索下支え おにぎり1日900個 大分山崩れ

4/13(金) 12:13配信

西日本新聞

 「おにぎりで力をつけて、早く不明者を救い出してもらいたい」-。大規模な山崩れが起きた大分県中津市耶馬渓町金吉(かなよし)地区で、地域の女性たちが連日、捜索を続ける自衛隊員らのために炊き出しをしている。二次災害に遭う懸念もあり、作業は難航しているが、現場近くを流れる金吉川沿いに暮らす住民たちは「家族」のような間柄。捜索が終わる日まで続けるという。

⇒【画像】大分県中津市耶馬渓町の山崩れ捜索現場

 金吉地区(約200世帯)は9集落あり、13日からは炊き出しを交代制で割り振っている。女性たちは自分の仕事や家事の合間をぬって、1日計900個のおにぎりを用意し、捜索に当たる人たちに届けるという。

きめ細やかな気配りも

 近くの公民館では30~70代の女性たちが集まり、役割分担しながら、炊きたてのご飯をしゃもじで湯飲みに入れて大きさを整え、手際よくおにぎりを握っていた。「今日は暑いので、熱中症にならないように塩分を多めに」など、きめ細かな気配りも。具はわかめや昆布、梅など。色とりどりのおにぎりがきれいにプラスチック製トレーに並んだ。

 炊き出しを始めたのは、山崩れが起きた当日の11日。土砂の下敷きになってしまった6人は皆、顔見知りの間柄だ。「自分たちができることはないか」と、自然と集まったという。

「陰で支え続けたい」

 米や野菜、手作りの漬物は、全て住民たちが持ち寄ったもので、八鹿茂子さん(67)は「昔から地域で力を合わせて生きてきたところだから。直接力にはなれなくても、陰で支え続けたい」と話す。

 長年住んでいる佐藤節子さん(84)は「自然災害が全国で相次いでいるが、まさかこんな近くで発生するとは思わなかった。救助は難航しているようだが、捜索隊の皆さんには、安全第一で活動してもらいたい」と、安否不明者や家族のことを思い、早い発見を願っていた。

=2018/04/13付 西日本新聞夕刊=

西日本新聞社

最終更新:4/13(金) 15:39
西日本新聞