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軍服を着た習近平、南シナ海で空母閲兵…米国も軍事訓練

4/13(金) 16:49配信

ハンギョレ新聞

「人民海軍を世界一流の海軍に」 軍艦48隻・戦闘機76台など動員 18日には台湾海峡訓練の予告 “蜜月”の米国・台湾に威嚇的信号

 中国が12日、南シナ海海上で大規模の海上閲兵式を開催し、南シナ海および台湾問題で積極的な対応を予告した。中国は先週の南シナ海演習に続き、来週の台湾海峡訓練を予告するなど、最近南シナ海で「航行の自由」作戦を遂行した米国と鋭い対立を深めている。

 同日午前10時頃、習近平国家主席が戦闘服姿で中国海軍最新鋭艦艇の長沙艦に上がり、航空母艦の遼寧の編隊や各潜水艦、戦艦、ヘリ部隊などを査閲したと、中国国営メディアが報道した。場所は「南シナ海」とされただけで、具体的には特定されていないが、すでに海南島南の三亜付近の海域で訓練が予告された状態だった。同日の行事は、軍艦48隻と戦闘機76台、将兵1万人あまりが出席した史上最大規模の海上閲兵式だったと、中国国営メディアは報じた。中国は2009年4月、海軍創設60周年を記念して山東省青島沖で海上閲兵式を開いたが、当時は世界14カ国の軍艦21隻が参加した国際イベントだった。胡錦濤当時主席が出席したが、洋服のスーツ姿だった。

 さまざまな面で今回の海上閲兵式は、昨年8月1日に内モンゴルのジュルフ(朱日和)訓練基地で開かれた建軍90年閲兵式に似ていた。各種装備約600台と戦闘機約100機、将兵1万2千人あまりなどが出席した当時の行事にも、習主席は今回のような緑の戦闘服を着て出た。習主席の「同志の皆さん、お元気か」(同志們好)という挨拶に、潜水艦や軍艦の部隊員たちが「主席、お元気ですか」(主席好)と答えたのも同様だった。

 この日、習主席は演説で「強大な海軍を作ることは中華民族の偉大な復興を実現するのに重要な保証条件」と述べ、党の指揮のもと現代化と技術革新、実戦能力の育成などを経て「世界一流の海軍を作ろう」と話した。彼は中国の初の航空母艦の遼寧から殲-15艦載機4機が離陸する姿も見守った。艦艇のいたるところを見回り、私兵らと一緒に食事をした習主席は、一人ひとり握手を交わした後、記念写真も撮った。

 一方、中国福建省と海南省の海事局は、それぞれ18日午前8時から午前零時までに台湾海峡で海軍訓練が行われる予定だと発表した。遼寧空母戦団が母港である山東省青島に帰還しながら実施する訓練となると予想されている。

 中国海軍の相次ぐ「武力誇示」は、米国と台湾にとって威嚇的なシグナルになるものとみられる。ドナルド・トランプ米大統領が先月、高級公職者の台湾訪問を許可する台湾旅行法に署名すると、中国は強い不満を示して反発した。最近、ジョン・ボルトン新任ホワイトハウス国家安保会議補佐官が6月に台湾を訪問する可能性が提起され、米国政府が台湾に潜水艦技術を販売することに承認したという報道が出た時も同じだった。遼寧戦団は先月21日にも異例的に台湾海峡に入り、一部では「武力示威」ではないかという声もあがった。また、今月5日から1週間の間も海南省の東の博鰲(ボアオ)近くの海域で大規模な訓練を実施した。

 南シナ海と台湾をめぐる軍事的緊張は高まっている。米国のセオドア・ルーズベルト空母戦団は10日、南シナ海で「航行の自由」訓練を行った。台湾海軍も6~12日の東北側外海で訓練を実施した中、13日には蔡英文総統が・蘇澳(スーアオ)海軍基地を訪問して軍艦隊を検閲するものと見られている。

北京/キム・ウェヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:4/13(金) 16:49
ハンギョレ新聞