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中3日で7回無失点の好投 鷹・石川に見る「リズム」「テンポ」の重要性

4/13(金) 8:34配信

Full-Count

8日楽天戦の中継ぎ登板から中3日で先発、2勝目をマーク

 チームを救った。12日、ヤフオクドームで行われた日本ハム戦。ソフトバンクに勝利をもたらしたのは、前回登板から中3日で先発のマウンドに上がった石川柊太投手に他ならなかった。

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 今シーズンの開幕を中継ぎとして迎えていた石川。突如として巡ってきたのはスクランブルでの先発登板だった。開幕投手を務めていた千賀滉大投手が6日の楽天戦で右肘周辺の張りを訴え、7日に登録を抹消。ポッカリと空いてしまったこの日の先発の座を任された。リリーフとして2/3回に投げていた8日の楽天戦から中3日。先発を正式に通達されたのは、日本ハム3連戦の初戦が行われた10日だった。

 それでも、石川は抑えた。初回に、大田、西川、近藤を3者連続三振に仕留める圧巻の立ち上がり。2回は2死二、三塁のピンチを招いたが、昨季までのチームメート鶴岡を三邪飛に打ち取った。7回には無死一、二塁とされたが、二塁走者レアードの凡ミスもあって無失点で切り抜けた。7回まで投げ抜いて4安打無失点の好投。中3日だったのにも関わらず、110球を投げた。十分過ぎる内容で今季2勝目をマークした。

「真っ直ぐがよかったんじゃないですかね、感覚的には。真っ直ぐよかった、いい角度で投げられたところがあったので、それがよかった。全体的に変化球でカウントも取れましたし、これがダメだ、使い物にならないという球種がなかったので、的を絞らせないピッチングができたのかなと」。こう自身のピッチングを振り返った右腕。ストレート、変化球ともに状態はよかったが、それ以上にチームにとっていい流れをもたらしたのが、テンポ、リズムだった。

試合時間わずか2時間32分「リズムよくというのは意識していた」

 今季、ここまでのホークス先発陣は球数がかさみ、5回前後で100球に達することが多かった。こうなるとテンポは悪く、ゲーム全体としてダラけた空気になる。ただ、この日はそれが一転。日本ハム先発のマルティネスのテンポがよかったこともあって、軽快なリズムで試合は進んだ。

 試合時間2時間32分で決着したところにも、それが現れている。こういう流れになると、打線にもいい影響を与える。2回に松田の適時打で1点を先制し、4回には柳田がソロ本塁打を放った。「いつもリズムよくというのは意識していたので、いい形で投げられたので、意識していることが出てよかったですね。自分のリズムがいいから、守る時間が短いと(柳田さんは)言ってくれる。野手のみなさんそう言ってくれるんですけど、それは持ち味だと思っている。リズムよく、テンポよくこれからも投げていけるようにしたい」。投手のリズムというものが大事だと、この日の石川の投球は改めて証明していた。

 急遽、中継ぎから先発に回ることになったが、マウンド上では「中継ぎを7回やるイメージですね。1回1回のイメージで入ったので。1人1人リセットしています。感覚的に。長いイニングをと自分の中で思ってしまうと緩む、抜いてしまうところがあるので」と意識して投げていたという。

 工藤公康監督は、次回も石川を先発として起用する考えを示した。千賀、和田を欠き、他の先発陣もピリッとしない。その中でこれだけのピッチングを見せれば、当然の選択だろう。昨季も役割を変えながらチームの台所事情を救った石川柊太。今季もまた、ホークス投手陣の救世主となるだろう。

福谷佑介 / Yusuke Fukutani

最終更新:4/13(金) 22:59
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