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日に日に、その評価が高まってきている。期待されながらも、鳴かず飛ばずの日々が続いた4年間。雌伏の時を経て、5年目となった2018年。遅れてきたドラフト1位が、いま1軍の戦力として定着しつつある。
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2年連続の日本一を目指すソフトバンクホークスの加治屋蓮投手だ。2013年のドラフト会議。松井裕樹、杉浦稔大を外し、いわゆる“外れ外れ”1位で、JR九州からソフトバンクへと入団した右腕である。
アメリカ合衆国前大統領のバラク・オバマ氏に似ていることから入団当初に「オバマ」の愛称で注目もされた加治屋だったが、1年目の2014年は右肩痛の影響もあって2軍でも1試合に投げたのみ。3年目の2016年に1軍デビューを果たしたものの、この年も2試合2イニングに投げただけだった。昨季も1軍登板は2試合だけ。正直なところ“期待はずれ”に終わった4年間だった。
それが、5年目の今季はどうだ。キャンプ、オープン戦のアピールが実り、初の開幕1軍入り。3月31日のオリックス戦(ヤフオクD)で今季初登板し、2イニングをパーフェクト。4月3日の西武戦(メットライフD)で1失点したものの、その後の4試合は無失点投球を続けている。
4月12日の日本ハム戦(ヤフオクD)では3点リードの8回1死で嘉弥真新也からバトンを受け取ってマウンドに上がり、大田泰示を見逃し三振に切った。3点差の勝ちゲーム。これまでなら森唯斗(もちろん岩嵜翔が万全なら岩嵜だが…)が出てくる状況であったが、森が2試合連続で複数失点を喫していたこともあって、工藤公康監督は加治屋の起用に踏み切った。確実にチーム内での評価が高まり、立ち位置が変わり始めていることを伺わせた。ここまで11試合で6試合の登板はモイネロと並びチーム最多タイだ。
150キロ超の真っ直ぐに加え、鋭く落ちるフォークが武器の加治屋。2018年、何が背番号14を変えたのだろうか。
プロ入り4年間で、1軍通算わずか4試合。1つは当然心に芽生えてくる危機感だ。「やれる自信というより、やるしかないというのが素直な気持ちです」という。そして、危機感に加えて、自らに自信が持てるようになったことが大きいという。
「今は自信をもって投げられている。自分に対しての自信ですね。去年だと、もう下に落ちたくない、ファームに行きたくない、ここ(1軍)にいたいという気持ちが強過ぎて、それで腕が振れないピッチングになっていました」と昨季までの自分を振り返る加治屋。そんなメンタルを変えたのは周囲の、とりわけチームメートからの声だった。
「投げているボールはいいんだから自信を持って行けと倉野コーチからも言われていましたし、森やサファテからもいいボールを投げているんだから、何も考えずに恐れるなと言ってもらえていました。周りからの声によって、僕のチキンな部分、弱い部分を変えてもらっています」。同期入団の森、そしてチームの絶対的守護神であるサファテからも認められたことで、自らのボールに自信を抱けるようになったのだ。
体のコンディションも、今は良いのだという。課題となるのは、この先、コンディションが下降線を描き出した時にどう対処するか。「体の状態、パフォーマンスがいいことも自信に繋がっている。それが落ちてきたときにどうなるか。ボールの精度だったり、フォークなり、ストレートなり、このボールならいつでも大丈夫だと自信を持って投げられるようにすることが必要だと思っています」。
工藤公康監督は12日の試合後に加治屋について「キャンプからコントロールが課題だった。それを克服するために一生懸命やっていた。結果を残せば信頼は出てくる。実感していると思うよ。球威があるし、いいところで使えるようにしたいなと思うし、そいうところに入れるように頑張って欲しい」とコメントした。和田毅と千賀滉大を欠き、右肘手術を受けた岩嵜翔は約3か月の離脱となる予定だ。5年目を迎えたドラ1右腕、加治屋蓮。苦しい台所事情を救う救世主となるかもしれない。
福谷佑介 / Yusuke Fukutani
最終更新:4/13(金) 15:05
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