ここから本文です

お使いのInternet Explorerは古いバージョンのため、正しく表示されない可能性があります。最新のバージョンにアップデートするか、別のブラウザーからご利用ください。
Internet Explorerのアップデートについて

期待の米決算シーズン到来-13年以降の株高ジンクスの再現なるか

4/13(金) 16:21配信

Bloomberg

企業利益はどれほど重要なものなのか。2013年以降、S&P500種株価指数の上昇の実に80%が決算シーズンにもたらされている。この期間、決算が発表されるたびに株価は完璧な上昇基調にあった。

株式相場のそうした流れが11年以降最も顕著な急落に見舞われた2月に止まったことは、基盤が盤石でないことを知らしめている。

今回も間違いなく利益成長が示される注目の四半期だろう。トランプ米大統領の減税を受け、S&P500種構成企業の1-3月期の予想増益率は17%と、7年ぶりの速いペースが見込まれている。だが、株式相場の回復に十分かは不透明だ。前の四半期も同様の業績改善が進んでいたが、債券利回り上昇や貿易戦争の兆候で相場は調整を強いられた。

フォート・ピット・キャピタル・グループの最高投資責任者(CIO)として25億ドル(約2700億円)相当の運用に携わるチャーリー・スミス氏(ピッツバーグ在勤)は、「非常に健全な前年比での業績の伸びに対し、再びネガティブな反応を示すようなら、明らかに危険信号だ」と述べ、「『ニュースが重要なのではなく、市場がニュースにどう反応するのかが重要だ』と昔から言われている」と語った。

強気派は、米企業経営者がこれまでにないほど楽観的であることに安堵(あんど)を覚えるかもしれない。9日までの20日間、利益がアナリスト予想を上回るとみる企業と下回るとみる企業の比率は1.2対1で、1999年以降にブルームバーグが毎決算発表シーズン開始前に集計したデータの中で3番目に高い。

ドイツ銀行のチーフグローバルストラテジスト、ビンキー・チャダ氏は「利益が重要な起爆剤として働いてきた」とし、「相場上昇の大半が決算シーズン中にもたらされた事実は、『百聞は一見にしかず』が引き続き基本であることを示唆している」と語った。

一方、それほど楽観的ではない向きもいる。6日までの1カ月間のS&P500種は、決算前のパフォーマンスとしては金融危機以降で最悪だった。予想株価収益率(PER)の17倍は2016年の早い時期以後でバリュエーションが最も低く、将来の利益に対し慎重な投資家姿勢を暗示している。

シティグループのチーフ米国株ストラテジスト、トビアス・レフコビッチ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「市場関係者には貪欲で、もっと多く、もっと良いものを欲しがるという恐ろしい側面がある」と述べ、「それが手に入らないと分かるや、甘やかされた子供のようにすぐかんしゃくを起こす」と付け加えた。

原題:Happy Earnings Season! -- When Most Stock Gains Occur Since 2013(抜粋)

Lu Wang

最終更新:4/13(金) 16:21
Bloomberg