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難しいシーズンで得たものを積み上げて決戦へ、川崎を率いる北卓也「上を目指す」

4/14(土) 11:30配信

バスケット・カウント

連勝できない東地区「不思議だし、面白い」

文=鈴木健一郎 写真=野口岳彦


川崎ブレイブサンダースは今シーズン51試合を戦って34勝17敗、東地区3位につけている。前節にチャンピオンシップ進出が確定したが、レギュラーシーズンはまだ残っている。地区2位のアルバルク東京とは3ゲーム差、首位の千葉ジェッツとは4ゲーム差。残り9試合で逆転するのは容易ではないが、北卓也ヘッドコーチは「可能性がある限りは上を目指しますよ」と断言する。

中地区から東地区へと移った今シーズン、特に前半戦での出遅れが響き、地区首位争いに絡むことなく3位に甘んじているが、指揮官は「この順位が今のチームの位置を一番明確に示していると感じます」と、現実を正面から受け止める。

「もちろん、開幕前から大変だと思っていて、実際に大変なんですが、面白いゲームが展開できていると思います」と北ヘッドコーチは言う。「とにかく連勝ができない」というのが東地区を戦ってみての感想だ。

「他のチームもそうなんですけど、これまであまり起こらなかったことが今シーズンは起きています。例えばA東京さんとは、1戦目で30点差で勝ち、2戦目で30点差で負けることがありました。千葉さんとは1戦目は大差がついてて第4クォーターに追い付かれました。2試合目は負けてて追い付くところまでいきました。ああいうことがなぜ起こるのか分からない。力が同じぐらいであれば普通は競るものですが、今シーズンはああいうことが結構起きています。そういう事例があるので、20点リードしていても安心できないし、逆に負けていても『まだ行ける』というのがあります。それが不思議だし、面白いところです」

「チャンピオンシップを見据えながらの戦い」

シーズン終盤戦の戦い方について「そこまで変えようとは思いませんが、チャンピオンシップを見据えながらの戦いはしています」と北ヘッドコーチは明かす。だからこそ、「連勝できない」ことを気に掛けている。

「連勝しなければいけないのはチャンピオンシップも一緒です。1勝1敗だと第3戦をやらないといけない。昨シーズンは第3戦になるとホームのチームが勝っているので、そこがまたどうなるか。ファンの方々の応援の力が増していて、ホームコートアドバンテージが年々強くなっていると感じます。アウェーで戦うとなると、相手チームだけでなくその部分のプレッシャーとも向き合うことになります。このままの順位だとそうなってしまうので」

だからこそ冒頭の「可能性がある限りは上を目指しますよ」という言葉につながる。当然、チャンピオンシップには万全の体調で臨みたいもの。それでも、チャンピオンシップ進出を確定させた後の琉球ゴールデンキングスとの第2戦でも、選手起用に変化はなかった。

それも「チャンピオンシップを見据えながらの戦い」の一つだと指揮官は明かす。「私も沖縄でのゲームは初めてだったんですが、あの雰囲気は独特でした。沖縄のファンはそもそもバスケットが大好きで、相手チームの良いプレーに対しても盛り上がってくれる。それでいて第4クォーター終盤に我々が追い上げた時の、キングスを後押しする応援はものすごかったです。結果的に延長で負けましたが、あれを選手に経験させることができた。そのプレッシャーの中で逆転して、勝てそうなところまで行けたのは収穫です」

もし来月また琉球と沖縄市体育館で対戦するとなれば、その収穫がモノを言うはずだ。

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