ここから本文です

お使いのInternet Explorerは古いバージョンのため、正しく表示されない可能性があります。最新のバージョンにアップデートするか、別のブラウザーからご利用ください。
Internet Explorerのアップデートについて

住民ら神鋼、神戸市に抗議声明「公表遅れなど経緯説明を」 神戸の石炭火力発電所停止  

4/14(土) 6:15配信

神戸新聞NEXT

 神戸発電所から排出されるばいじんの濃度が環境保全協定値を超過した問題は、発覚から公表まで3週間を要し、石炭火力発電所の環境影響を懸念してきた住民や専門家らは「むやみに公表を遅らせたり、隠そうとしたりする体質を、いつになれば払拭(ふっしょく)できるのか」と批判している。

 同発電所での石炭火力発電所増設計画に反対する市民グループ「神戸の石炭火力発電を考える会」は13日、「市民への公表が遅れたことは極めて遺憾」と抗議声明を出した。神戸製鋼所と神戸市に対し、公表が遅れた理由や、市からの指導内容などの経緯を明らかにするよう要求している。

 神戸大学大学院法学研究科の島村健教授(44)=環境法=は「神鋼は増設計画の環境アセスメントで、兵庫県知事や環境相、経済産業相から『住民の理解を得るために真摯(しんし)に説明せよ』と求められた。こんなことで実践できるのか」と問題視。昨年10月に発覚した製品性能データ改ざん問題など不祥事を重ねてきたのに「住民の信頼を得ようとする姿勢がみられない」と語った。

 報告を受けていた市に対しても「協定は環境影響を受ける住民のために結んだもの。協定値超過の事実は速やかに公表すべきで、協定の本質を分かっていない」と批判。環境アセスが進む中で「不都合な事実を隠したのか、と疑われる行為をしてはいけない。結果的に、経産相勧告などの在り方に影響を与えた可能性がある」と指摘した。(小林伸哉)

最終更新:4/14(土) 8:54
神戸新聞NEXT