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中日・松坂復帰で思い起こす、故・星野さんが認めた“伝説のルーキー”

4/14(土) 16:56配信

夕刊フジ

 【江尻良文の快説・怪説】

 中日・松坂大輔(37)の次回登板は、18日か19日の阪神戦(ナゴヤドーム)での先発が有力視されている。

 5日の巨人戦(ナゴヤドーム)で4209日ぶりの先発を果たし5回3失点の粘投。それから中12-13日のインターバルを置くが、松坂自身は中6日登板の準備開始を口にしているという。

 「今回は投げて一度抹消して、また次どこかで投げる形だと思うんですが、中6日に向けた準備はやっていこうと」

 中日は昨季まで5年連続Bクラス。人気も低落傾向で、森繁和監督は「松坂は月イチくらいで先発してくれれば」と開幕前に公言していた。

 実際、ナゴヤドームでの今季最多の観客動員は、松坂が投げた5日の3万4396人(12日現在)。さすがのスター性を見せつけた一方、チーム成績は開幕から松坂登板日までが1勝5敗。皮肉にも登板後は好調に転じ5勝1敗で“借金”を完済した。松坂としては、かつて同じ西武のユニホームを着た仲で、入団テストで合格を出してくれた森監督への何よりの恩返しは、本格的な復活と週イチ登板ということになる。

 そんな松坂の現状を見るにつけ、今年1月4日に亡くなった星野仙一氏を思い起こしてしまう。

 松坂はルーキーイヤーの1999年、16勝5敗の成績で新人王に輝いた。そんな大活躍のシーズン中、当時中日監督の星野氏に松坂について話を聞こうとすると、いきなりこう反論された。

 「みんな松坂、松坂と大騒ぎしているけど、ウチには松坂以上のスーパールーキーがいたじゃないか。高卒でプロ入り初登板、初先発で巨人相手にノーヒットノーランという快挙を演じた投手だぞ!」

 87年8月9日、ナゴヤ球場で巨人を相手にプロデビュー戦でノーヒットノーランを記録した近藤真一(現在は真市=中日投手コーチ)のことだ。新人のノーヒットノーランはプロ野球史上初。米大リーグにも例のない快挙だった。何事にも人一倍負けず嫌いな星野監督らしいエピソードだが、今、天国で古巣中日のユニホームを着る松坂の姿を、どんな思いで見つめているのだろうか。(江尻良文)

最終更新:4/14(土) 16:56
夕刊フジ