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メルセデス、”昨年と同じ”タイヤ問題に苦戦「柔らかいタイヤを作動温度領域内で使用できなかった」/F1中国GP予選

4/14(土) 18:52配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスは、中国GPの予選で柔らかいコンパウンドのタイヤを適切な作動温度領域内に保てず、苦戦していたことを認めた。

【写真】予選3番手のボッタス。フェラーリの差はタイヤ問題のせいではないと示唆している

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンは、予選を通して力強いペースを発揮し、フロントロウを独占した。その一方でメルセデスのバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンは、彼らに近づけるだけの十分なペースがなかった。

 チーム代表であるトト・ウルフは、メルセデスはタイヤを適切な作動温度まで温めることができずに苦しんでいると考えている。

 彼は予選について、「油断ならない状況であった」とSky TVに語った。

「タイヤのグリップが不足していた。またタイヤの温度が上がりすぎたり、あるいは下がりすぎたりと、作動温度領域から外れてしまった」

「まるでバーレーンの時のようだ。こういうことが起きていたんだと思う。タイヤが問題だった」

 また彼は、なぜフェラーリがこれほどまでに競争力を持っているのかということについて、その答えを見つけなければならないと認めた。

「今日は彼らが本当に強かった。午前中(フリー走行3回目)の時点ですでに速かったのだ」

「あの予選パフォーマンスでもって、フロントロウを獲得したのだ。我々にはこれについて考えなければならないことがある」

「予報では、明日はもっと気温が上がる。適切なセットアップで、フェラーリよりも良いペースで走れることを願っている」

 メルセデスにとって、タイヤの問題は目新しいものではなかった。というのも昨年、ハミルトンもボッタスも、多くのレースで柔らかいコンパウンドのタイヤを適切な温度領域まで温めることに苦労していたのだ。

 予選を終えたボッタスに対し、昨年の問題が再発したことにより苦戦したのかと尋ねると、彼はこう答えた。

「そうだ。これまでも大抵の場合、レースでは硬いタイヤの方がよく機能していたことはわかっていた。僕たちはこの状況から抜け出すために作業に取り組んでいる」

「この点、フェラーリは(メルセデスよりも)うまくやっている」 

 ボッタスはハミルトンを上回る3番手を獲得したものの、ポールポジションを獲得したベッテルとは0.5秒以上の差があった。しかし彼は、フェラーリとこれだけのギャップがついたのはタイヤの問題を抱えていたからだけではなさそうだと主張している。

「あのラップ(予選Q3での最後のアタック)ではこれ以上のものを得ることはできなかった」

「タイヤを完璧に使うということに関しては、(もしタイヤを上手く使うことができていれば)もう少し得るものがあったはずだ。だけどそれでも0.5秒にはならない」

「彼ら(フェラーリ)のマシンは本当に手強い。ターン1、2の長いコーナーで、僕たちに対してかなりタイムを稼いでいたのがわかるだろう」

「ストレートでは大きな差はないので、コーナーで稼いだ分をそこでもキープしていた。僕たちには確実に作業が必要だ」

「明日は今日とは違う日になるだろう。レースは長いし、先週のように接近した争いになる。予選で失った分を明日のレースで取り返したい」

Jonathan Noble