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地域でばらつき 中高生の自転車事故「群馬が全国1位」の謎

4/14(土) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 この春からわが子が自転車通学を始めたという家庭も多いだろうが、今年1月には群馬県前橋市で、自転車で通学中の女子高生2人が、85歳の男が運転する乗用車にはねられ、1人が死亡するという痛ましい事故が起きている。

 実は中高生の自転車事故には、地域によってばらつきがあるという。

「自転車の安全利用促進委員会」が先月発表した「2016年都道府県別の通学時事故件数ランキング」によると、1万人当たりの事故率では、中学生(27・60件)も高校生(91・96件)も、「群馬」がワースト1位だったのだ。同委員会のメンバーで三井住友トラスト基礎研究所の古倉宗治氏がこう言う。

「群馬は1人当たりの自家用乗用車数が全国1位で、100メートル未満の距離でも4人に1人が自動車を使う土地柄です。人口1万人当たりの交通事故数も全国6位と上位にある。住居地当たりの中学校、高校数が全国平均を下回る分、通学距離が長くなり、自転車通学人口も増えるため、リスクも高まります」

 ちなみに事故発生件数では、中学生は1位が埼玉(171件)、次いで群馬(160件)、静岡(117件)と続く。高校生は1位が静岡(737件)で、埼玉(686件)、愛知(593件)の順だ。

■県民性も要因のひとつ

「静岡は交通事故件数が全国5位で、人口1万人当たりの交通事故率は全国2位。温暖な気候から自転車通学が多く、県内の公立高校の自転車通学率は過去9年で77~78%で推移しています。自動車の保有台数が全国1位の愛知も環境要因は大きい。一方で東北地方は上位に入っていません。自転車通学率は高いのですが、相対的に法令違反率が低い。律義にルールを守る県民性もあるのでしょう」(古倉宗治氏)

 整備不良など自転車の車両自体が原因の事故も年間413件も起きている。そのうち約2割は中高生が事故を起こしているそうで、「乗る前に、ブレーキやペダル、サイズが合っているか確認する。購入するならブレーキ制動性能、ライトの光度など自転車協会の安全基準をクリアした『BAA』マークも目安になります」(古倉宗治氏)。 最近は自転車が“加害者”になる事故も少なくないから、わが子に注意を促した方がいい。