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加計文書 農水省にも 「首相案件」記載 愛媛知事「職員作成」

4/14(土) 7:55配信

産経新聞

 斎藤健農林水産相は13日の記者会見で、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画に関する文書が農水省で見つかったと発表した。平成27年4月に柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が愛媛県や今治市の職員らと首相官邸で面会した際に「本件は、首相案件」と発言したと記載されていた。政府は文書の内容を否定しているが、県に加え政府内からも文書が見つかったことで野党は追及姿勢を強めた。

 自民党は柳瀬氏の国会への参考人招致は容認する構えだが、野党は虚偽証言への罰則規定がある証人喚問が不可欠と重ねて主張しており、溝は埋まっていない。

 安倍晋三首相は農水省での文書発見を受け「行政に関する国民の信頼が揺らいでいる。徹底的に調査して全容を明らかにし、膿(うみ)を出し切って信頼を回復するために全力を尽くしていきたい」と述べた。大阪府東大阪市で記者団に語った。

 農水省が公表した文書は27年4月3日付で、愛媛県の文書と主要な部分は大筋で同じだった。同2日に県や今治市の職員が柳瀬氏や内閣府の藤原豊地方創生推進室次長(当時)とそれぞれ面会した際の発言が記載され、首相と学園の理事長が会食で計画について意見交換したと推測される記述もあった。

 農水省によると、文書は27年5月に獣医師法などの担当となった課長補佐級の職員が前任者から受け取った。所管事務と関係ないため、行政文書としての管理は行わず保有していた。前任者は記憶はないという。斎藤氏は「農水省の所管外なのでコメントは控えたい」と述べるにとどめた。

 愛媛県の中村時広知事は13日、県庁で記者団に対し、農水省で発見した文書について県職員が作成したと明らかにした。柳瀬氏と官邸で面会した際のやりとりを記した文書を備忘録として作った人物と同一という。

 中村氏は、農水省内の文書は27年4月3日付で県職員が作成したと説明。備忘録とした文書は職員が同13日に知事へ説明する際に3日付文書を修正・加筆し、日付を変更したと明らかにし、いずれも公文書ではないと強調した。国会から招致を求められた場合に自らが応じる意向も示した。

 一方、野党は「説得力のない反論をしているのは首相と柳瀬氏だけだ。安倍政権は政権を担う資格はない」(立憲民主党の福山哲郎幹事長)と批判を強めた。

最終更新:4/14(土) 7:55
産経新聞