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羽生、サプライズで魅せた「幸せ」の舞い/フィギュア

4/14(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 平昌五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を飾った羽生結弦(23)=ANA=が企画し、ファンに凱旋(がいせん)報告を行うアイスショー「Continues ~with Wings~」が13日、東京・調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた。右足首痛の影響で予定になかった演技を急きょ披露。3月下旬からは氷上練習を再開し、既にトーループ、サルコー、アクセルの3種類のジャンプを跳んでいることを明らかにした。

 誰も予期せぬドラマを演出する。やはり羽生は千両役者だ。2部構成の公演のフィナーレ。白と赤の衣装を身にまとい、スケート靴を履いた絶対王者が銀盤に現れた。美しいピアノの旋律が響く。列島に歓喜を呼んだあの平昌五輪のショートプログラム(SP)で舞った「バラード第1番」を、感謝を胸に演じた。

 「無事に(治療の)安静期間を終え、皆さんの前に立てて幸せ。スケーターになれて本当によかったです」

 右足首痛のため演技は行わないと発表していたが、ファン待望のサプライズ。カラフルなライトに照らされ、リンクではひときわ華やぐ。ジャンプは跳ばずとも、力強いステップは健在だ。世界選手権(3月、イタリア・ミラノ)を欠場したため、公の場で2月25日の五輪エキシビション以来の演技となった。「バラード第1番」を含む3曲のメドレーに、立ち見もいる約1万人が総立ちで沸き立った。

 五輪後の1カ月弱は氷上を離れた。静養を経て、3月下旬から氷上練習を再開。曲がらないほど深刻な時期もあった右足首の回復は順調だ。スピンにもステップにも不安はない。既にトーループ、サルコー、アクセルの3種類のジャンプを跳んでいると回復具合を説明。今は「4回転に入れる」段階にある。

 「(来季は)なるべくたくさんの試合に出て、自分の演技をしたい」。10月開幕のグランプリ(GP)シリーズなどシーズン序盤から試合に臨む意欲を示す。来季のプログラムにまで言及はしなかったが、新たな戦いへ着々と準備を進めている。

 22日の地元・仙台市のパレードには約12万人が訪れる見込みだ。「一番思いを伝えられるのはスケート。けがでマイナスなイメージのある皆さんの気持ちをプラスに持っていけたら」。大切なファンがいる限り、羽生は立ち止まらない。