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米国務長官指名ポンペオ氏、「タカ派」爪を隠す

4/14(土) 7:55配信

産経新聞

 ■アクセルでなくブレーキ役/トランプ氏との近さを強調

 【ワシントン=加納宏幸】米国務長官に指名されたマイク・ポンペオ中央情報局(CIA)長官(54)は12日、上院外交委員会で開かれた指名承認公聴会で大統領と一体で国務省を率いるとし、解任されたティラーソン前長官との違いを強調した。北朝鮮やイランへの強硬姿勢ではトランプ氏に負けないが、公聴会で強調したのはアクセルではなくブレーキとしての自らの立場だった。

 ポンペオ氏は公聴会に先立ち、ニクソン、フォード両政権のキッシンジャー氏をはじめとする歴代国務長官から意見を聴いた。

 「元長官たちは、『第一の仕事は大統領の代理となることだ』と一致して述べていた。私にとり、これは同盟国との堅固な関係を築くことを意味する」

 こう述べたポンペオ氏は、保守系草の根運動「ティーパーティー」(茶会)ブームで共和党が躍進した2010年中間選挙で中西部カンザス州から茶会系として下院議員に初当選した強硬保守派だ。12年のリビア東部ベンガジでの米領事館襲撃事件をめぐり、民主党のクリントン元国務長官攻撃の急先鋒だったが、ポンペオ氏はクリントン氏にも意見を聴いたという。

 トランプ氏は、CIA長官が大統領に対して行う「インテリジェンス・ブリーフィング」(情報説明)でほぼ毎日、ポンペオ氏と顔を合わせ、国際情勢だけでなく内政についても元下院議員としての意見を聴いている。「波長が合う」(トランプ氏)ため起用を決めた。

 陸軍士官学校を首席で卒業して5年間、陸軍に入隊した後、名門ハーバード大学法科大学院で学んだ輝かしい経歴も、トランプ氏の眼鏡にかなった。

 ポンペオ氏はかつてオバマ前政権によるイラン核交渉に反対し、同国への空爆を主張した。CIA長官として北朝鮮の体制転換を示唆したと取られる発言をしたこともある。

 しかし、公聴会ではイラン核合意は修正を目指し、北朝鮮の体制転換も求めないと明言し、「タカ派ではない」ことを印象づけようとした。

 ポンペオ氏は北朝鮮への「最大限の圧力」についても、「米国の若者を一人として危険にさらさずに米国の目標を達するためのものだ」とし、軍事行動を回避する外交努力の一環であると説明した。

 ポンペオ氏が承認後に乗り込む国務省はティラーソン氏の下、大幅な予算削減やそれを理由にした高官ポストの空席で士気が低下している。ポンペオ氏は早期に空席を埋めるとし、「大統領は価値があると考えれば、資源の提供をためらわない。CIAで彼を説得してきたのと同じことを国務省でもする」と述べ、トランプ氏との近さを同省改革に生かすと強調した。

最終更新:4/14(土) 7:55
産経新聞