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<コウノトリ>また幸運ぶ 誤射乗り越え繁殖 島根・雲南

4/14(土) 13:20配信

毎日新聞

 島根県雲南市教委は14日、国の特別天然記念物・コウノトリのひなが市内で2年連続で誕生したと発表した。地元ハンターの誤射で昨年5月、ペアの雌を失った雄鳥(愛称・げんきくん)が、新しいペアを組み、昨年に続きふ化させた。悲劇を乗り越えた繁殖に、地元は「まさに幸せを運ぶ鳥」と驚いている。

 「げんきくん」は、2015年に福井県越前市で放鳥された。雲南市でペアで巣作りし、ひな4羽が昨春生まれた。誤射の後は市内から一時離れたが、昨年11月から再び姿を見せ、兵庫県豊岡市で生まれた雌鳥(愛称・ポンスニ)と、今年2月から営巣するのが目撃されるようになった。

 雲南市教委によると、親鳥が巣に伏せている時間から、3月10日に最初の産卵があったと推定、卵は複数あるとみられる。今月13日、親鳥がひなに餌を与える「吐き出し」などを確認、ふ化した可能性が高いとみていた。14日、少なくともひな2羽が確認できた。

 地元の住民組織「春殖(はるえ)地区振興協議会」の石川幸男会長は「夢と希望を与えてくれた。ひなが巣立つまで見守りたい」と喜んでいる。

 国内の野生コウノトリは1971年に絶滅。研究機関「兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園」があり、繁殖や研究の先進地となっている豊岡市とその周辺以外の野外でひなが生まれたのは、昨春の雲南市の4羽が全国2例目。4羽は誤射の後に同公園に保護され、その後、放鳥された。【山田英之】

最終更新:4/14(土) 13:42
毎日新聞