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【阪神】福留、日米通算300号も延長10回惜敗で5割に逆戻り

4/14(土) 6:06配信

スポーツ報知

◆阪神2―3ヤクルト=延長10回=(13日・甲子園)

 日米通算300号も勝利に結びつかず、福留に笑みはなかった。「みんなが最後につないでくれたから。その前に何とかしておけばね…」と拙攻を悔いた。

 だが、虎ファンを熱狂させる起死回生のメモリアル弾だった。0―2の9回無死一塁。2ボール2ストライクから、真ん中高めの速球をフルスイング。打球は高々と舞い上がって右中間席に着弾した。今季チーム初の甲子園弾は、土壇場での同点2ランになった。

 中日時代のプロ4年目の2002年に初めて首位打者(打率3割4分3厘)を獲得した。だが、19本塁打に納得がいかなかった。「実はもっと大きいのが打ちたいんです」。0・5インチ長い34・5インチのバットを使用することを提案された当時の打撃コーチ、佐々木恭介氏(68)=現・大和高田クラブ監督=は「困ったなと思った」と振り返る。

 一般的に、バットを長くすれば、飛距離が出るが、操作性が下がる。「本塁打を伸ばし、打率も落とさないためには…」。師匠は貪欲な福留に、相手の投手によって相棒を使い分ける、という究極の答えを返した。その結果、03年は自身最多の34本へアーチを伸ばした。同時に打率も3割1分3厘を残した。

 ハイアベレージと本塁打を両立できる最強打者となったが、今でも師からアドバイスをもらう。「調子が落ち気味だったので奥さんと話した」(佐々木氏)。数日前も、和枝夫人を通じて、構えた際のグリップの位置が体に近すぎることを指摘され、3月30日の開幕戦(対巨人)以来の一撃につなげた。

 金本監督も「あそこで打ってくれるのが孝介」と褒めた。延長10回に抑えのドリスが勝ち越しを許し、今季2度目の連敗。9日以来の勝率5割に逆戻りし「そういう本塁打を勝ちに結びつけないと」と嘆いたが、主将の意地の一発は明日への希望だった。(長尾 隆広)

最終更新:4/14(土) 7:44
スポーツ報知