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阪神・藤浪、2軍行き踏みとどまった!アーチェリーポーズで制球安定

4/14(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、阪神2-3ヤクルト=延長十回、1回戦、ヤクルト1勝、13日、甲子園)悩める右腕が、崖っぷちで踏みとどまった。阪神はヤクルトに延長十回、2-3で敗れ、2連敗で勝率5割に逆戻り。4位に落ちたが、先発した藤浪晋太郎投手(24)は7回を1失点。首脳陣から「(今回も)ダメなら2軍」と言われて臨んだマウンドで好投し、復活への兆しを見せた。

 グッと拳を握って、ほえた。0-1の六回一死一、三塁。川端を149キロで詰まらせて遊ゴロ併殺に斬ると、藤浪が激しくガッツポーズだ。

 「勝負所だと思った。どうしても点数をあげたくないところだったので、自然と出ました」

 7回を96球。6安打で1失点。悩み続けた若き右腕に、ようやく復活への光が見えた。

 「(首脳陣から)『ダメなら2軍』と言われていたので。それなりの覚悟を持っていましたけど『ダメでも練習すればいい』と思って、開き直っていけました」

 崖っぷちだった。開幕から2試合続けて突如制球を乱す悪癖を出し、味方の援護をフイにした。金本監督から“最後通告”を突きつけられ、臨んだマウンドだった。

 二回こそ3連打で1点を献上したが、なお無死満塁でブキャナンを投ゴロ併殺、山田哲を空振り三振に斬った。その後は最速154キロの速球に頼らず、変化球も有効に駆使。課題の制球が安定した要因のひとつが、修正ポイントを自分でわかってきたことだ。

 この日は投球前に弓を引くような“アーチェリーポーズ”を、何度もマウンド上で繰り返した。普段の練習中からキャッチボールやブルペンでも行っていた動きだが、前回までの登板を、映像で何度も振り返って見つけた改善点だった。

 「ストライクを投げようとすると、体が突っ込みがちだったので。それをなくすための意識付けです」。結果、四球はわずか2。7イニングを投げきったのは、昨年5月14日のDeNA戦(横浜)以来だった。

 様々な思いを、白球に込めた。五回途中降板した前回6日の中日戦の翌日、京セラドームの食堂で坂井オーナーとばったり会った。「次、がんばってや」の声に「ご迷惑をおかけしています。大変申し訳ありません」と謝罪したという。期待に応えられない悔しさ…。その姿に、総帥は思わず「かまへん、かまへん」と背中を押した。

 これが第一歩。金本監督は「過去2回よりは安定して、いい投球をみせてくれた」と評価すると同時に「次の登板の方が大事になると思う。はたして、きょうの姿がホントなのかどうか。次、また乱れるようでは、やっぱり、また元に戻ると思う。次が大事ですよ」と話した。もちろん、藤浪もわかっている。

 「続けないと意味がないので。先頭をしっかり切るとか、チームに流れを戻せるような投球をしていきたいです」

 昨季から10試合白星なしに伸びたが、ここからいくらでも取り返せる。右手に残った手応えを確信に変えていくだけだ。

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