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夏はどうなる?智弁和歌山・高嶋監督「打倒・○○」は手応えの証

4/14(土) 13:00配信

デイリースポーツ

 今年のセンバツで智弁和歌山(和歌山)が2000年以来の準優勝を果たした。準決勝、準々決勝と激戦を制し、決勝で大阪桐蔭(大阪)に2-5で敗れたが、高嶋仁監督(71)が残した「『夏やで!』。センバツは終わりましたから」という言葉は、夏のリベンジに手応えがあることを示している。

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 「打倒・大阪桐蔭」は、昨夏の甲子園2回戦で1-2で敗れて以来、新チームの目標だった。昨年春・秋の近畿大会でも敗れた相手。今回も真っ向勝負で4敗目となったが、5度目の挑戦権を得るための戦いはすでにスタートしている。

 高嶋監督が、その年のナンバーワンとされる実力校を目標に定めた時、智弁和歌山は結果を残している。「打倒・○○」と公言するのは、自らのチーム作りに手応えを感じている証拠だろう。

 06年1月、高嶋監督に「駒大苫小牧のピッチャー、見たか?」と聞かれたことがあった。「あの子を打たなあかんのよ。あの150キロと、高速スライダーを」。当時、駒大苫小牧(北海道)のエースだった田中将大(現ヤンキース)のことだった。田中は05年夏の甲子園で、スピードガン導入後初めて2年生で150キロをマーク。同年の明治神宮大会を制し、世代ナンバーワン投手と名をとどろかせていた。

 高嶋監督は「打倒・駒大苫小牧、打倒・田中」を掲げ、時速150キロに設定した打撃マシンを選手に打たせて鍛え上げた。結果は06年夏の甲子園準決勝で同校と対戦し4-7で敗戦(田中は途中登板)。しかしその大会では準々決勝で帝京を13-12で破るなど、全国屈指の強打を印象づけた。

 そんな高嶋監督だが、昨夏の甲子園で1回戦を突破するまでの5年間は、白星から遠ざかった。その間に大阪桐蔭や作新学院など、若い監督が率いるチームが台頭。「智弁だけ置いて行かれる。監督が悪いと思った」と、弱気になることもあったという。体調も思わしくなく、周囲に「辞めたい」と漏らすことさえあった。しかし、今秋ドラフト候補の林晃汰内野手(3年)やエース・平田龍輝投手(3年)ら選手の素質を見抜き、期待をかけて指導することで、自らを奮い立たせた。

 選手とともにアルプススタンドへあいさつに走る足は、随分ゆっくりになった。「引退は近いです」とも公言している。しかし、勝利を狙う眼光に衰えは見られない。リベンジを目指す夏へ向け、チームは15日に和歌山高専との春季和歌山大会初戦を迎える。(デイリースポーツ・中野裕美子)

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