ここから本文です

お使いのInternet Explorerは古いバージョンのため、正しく表示されない可能性があります。最新のバージョンにアップデートするか、別のブラウザーからご利用ください。
Internet Explorerのアップデートについて

入り交じる賛否、合流規模は不透明 希望と民進の新党協議

4/14(土) 15:16配信

京都新聞

 昨年の衆院選を機に分裂した希望の党と民進党による新党結成に向けた協議が始まった。両党は再結集で「政権交代可能な塊をつくる」とするが、京都の希望衆院議員には「政権追及の力が強まる」と期待する声がある一方、「政策や理念が変わる」と懸念する意見も出ている。希望の一部議員が「分党」を目指す動きもあり、新党がどの程度の規模になるかは不透明だ。
 「野党が結集すれば、国会でより力を発揮できる」。新党協議開始で合意した両党代表会談の翌日の10日、希望の泉健太国対委員長(京都3区)は、記者会見で合流の意義を強調した。両党幹部でつくる新党協議会に加わる泉氏は「2党の結集で終わりではない。立憲民主党とも共闘を進める強い体制をつくっていきたい」と意気込んだ。
 民進は昨年の衆院選直前、当時の前原誠司代表(京都2区)が希望との合流を決断したものの、リベラル系の排除に反発する議員らが立民を設立。無所属での当選者や参院所属議員、地方組織は民進に残る分裂状態となった。最大の支持団体である連合は、来年の統一地方選や参院選を前に再結集を求めている。
 当初構想された希望と民進の統一会派は実現しなかったが、民進の大塚耕平代表が3月末、元民進議員の結集による新党設立を提案。政党同士の合流に否定的な立民は拒否したが、希望は協議入りに同意した。
 希望には民進出身者を中心に新党を歓迎する声が多い。前原氏は「着実に迅速にした方がいい」と合流に前向きで、自身も「みんなで決めたことに従っていく」という。
 比較的リベラル色が強いとされる山井和則氏(比例近畿)は「執行部に任せる。コメントはしない」と述べるにとどめた。
 新党協議会は12日、基本政策などの骨子案を了承。焦点の安保法制は「違憲と指摘される部分の削除を含め、必要な見直しを行う」とした。今後、両党所属議員や地方組織の意見を反映させる形で取りまとめ、早期の新党設立を目指す。
 「特に安保は公約で掲げた政策、理念と違うものになったと有権者に受け取られる」。井上一徳氏(同)は骨子案に疑問を投げかける。現在、分党を求める松沢成文参院議員らと希望執行部の協議が進んでおり、井上氏は「希望の集まりを大事にしたいが、このままなら分党に加わることもやむなしだ」と話す。
 新党をめぐっては希望の細野豪志元環境相がすでに不参加を表明した。民進にも離党して立民入党を目指す議員がおり、不参加を表明する動きが続く可能性もある。
 一方、立民の福山哲郎幹事長(参院京都選挙区)は新党協議への不参加を民進に伝えた今月3日、会見で「党同士の合従連衡は考えられないが、入党希望者や会派をともにしたい議員はもろ手をあげて歓迎したい」と語った。
 希望と民進の議員数の合計は立民を上回る。新党を単なる数合わせに終わらせず、政権、与党に対峙(じ)していくだけの政策を示せるかが問われる。

最終更新:4/14(土) 15:16
京都新聞