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高齢ドライバー「認知機能検査」会場27カ所追加、受検しやすく 茨城県警

4/15(日) 7:55配信

産経新聞

 免許更新時に75歳以上となるドライバーを対象に記憶力や判断力が診断される「認知機能検査」。県警は今月2日から、検査の受検会場を大幅に増やした。従来は運転免許センターや自動車教習所の計37カ所だったが、警察署内の会議室や公民館など計27カ所を加えた。高齢化に伴う受検者数の急増で検査の予約が取りづらい状況が続いており、利便性の向上が期待されている。(丸山将)

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 「最寄りの教習所より少し遠かったけれど、早い時期に受けられてよかった」

 4月中旬、新たな会場になった下妻市本城町の市立下妻公民館で検査を受けた筑西市の仲見川里見さん(74)は安堵(あんど)した。

 75歳以上の運転者は検査後の高齢者講習も必須で、免許更新の期限内に講習まで済まさなければ免許は失効するため、検査は余裕を持って受ける必要がある。

 仲見川さんは運転免許の更新期限が9月下旬だが、自宅から最も近い会場の明野自動車学校(筑西市倉持)は、4月11日時点で8月上旬まで予約が埋まっている。仲見川さんは「余裕を持って講習まで受けられそうだ」と話した。

 追加会場は水戸署とつくば北署を除く県内26警察署の管内に各1カ所(結城署管内のみ2カ所)設置された。各会場では月2~4回ほど検査を行う。県内全域で自動車教習所や運転免許センター以外の会場を設ける試みは全国的にも珍しいという。

 検査の通知は更新期限の半年ほど前に同センターから郵送される。予約は各自動車教習所や同センターで取ることができ、電話予約も可能だ。担当者は運転者の住居や更新期限などから、追加会場を含めて最適な会場を提案してくれる。

 平成29年の認知機能検査の受検者数は約5万2千人で、26年から1万人以上増加した。高齢化の進行などが要因で、受検者数は今後も増加するとみられる。県警は追加会場で年間約1万4千人程度の受検が可能になると見込んでおり、自動車教習所の負担軽減や運転者の早期受検が可能になるとしている。

 運転に不安を感じる高齢者にとって「相談窓口」が増えることは歓迎だ。同センターの内田満浩センター長補佐は「追加された会場を活用して、ゆとりを持って受検してほしい」と呼びかけている。

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 追加された認知機能検査の会場は以下の通り。

 笠間市立笠間公民館(同市石井)▽ワークプラザ勝田(ひたちなか市東石川)▽那珂市総合センターらぽーる(同市古徳)▽おおみやコミュニティセンター(常陸大宮市北町)▽常陸太田市商工会館(同市中城町)▽大子署訓示室(大子町池田)▽日立署訓示室(日立市本宮町)▽高萩署小会議室(高萩市高戸)▽鉾田中央公民館(鉾田市鉾田)▽鹿嶋市商工会館(同市宮中)▽神栖市武道館(同市溝口)▽行方署小会議室(行方市麻生)▽龍ケ崎市文化会館(同市馴馬町)▽牛久市中央生涯学習センター(同市柏田町)▽稲敷市江戸崎体育館(同市荒沼)▽土浦市民会館(同市東真鍋町)▽グリーンパレス石岡(石岡市茨城)▽市民ホール谷田部(つくば市谷田部)▽明野いきがいセンター(筑西市新井新田)▽下妻市立下妻公民館(同市本城町)▽JA北つくば真壁支店(桜川市真壁町塙世)▽結城市民文化センターアクロス(同市中央町)▽結城市民情報センター(同市国府町)▽ポリテクセンター茨城(常総市水海道高野町)▽古河市中央運動公園総合体育館(同市下大野)▽県自動車学校境校(境町)▽守谷市中央公民館(同市百合ケ丘)

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【用語解説】認知機能検査

 75歳以上の運転者が免許証の更新時に認知症のおそれがないかを調べるため受検するテスト。受検時の年月日やイラストを記憶する問題が出題される。改正道交法が昨年3月に施行され、一時不停止や信号無視など認知機能の低下により起こしやすい違反をした75歳以上の運転者に対し、更新時期に関係なく臨時検査の受検を義務づけた。検査結果が「認知症のおそれ」となった場合、医師の診断を受ける必要がある。

最終更新:4/15(日) 7:55
産経新聞