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<シリア攻撃>「武力行使終わらせて」日本の難民支援者ら

4/14(土) 21:52配信

毎日新聞

 米英仏3カ国によるシリアの軍事施設への攻撃を受け、日本に住むシリア人やゆかりの深い人たちからは、現地の人々を心配する声が相次いだ。

 シリア北部のアレッポ出身で、2001年に来日した神戸市在住のシリア人男性(45)は14日朝に攻撃を伝えるニュースを知り、首都ダマスカスに住む友人に電話した。「爆弾の音がすごかった。子どもたちはびっくりして跳び起きた」と聞かされたといい、男性は「化学兵器を使ったといわれるアサド政権も怖いが、それに対して米英仏が攻撃をしたらもっと状態が悪くなる」と批判。米国とロシアに対し、「同じテーブルに座って話し合い、選挙でシリアに新しい政権がつくれるようにしてほしい」と求めた。

 ダマスカス出身で、シリア難民へ支援物資を送り続けている富山県高岡市のサリム・マゼンさん(43)も現地の友人に電話やメールで連絡した。「情報がなく何があったのか、今後どうなるか分からないと話していた。こちらも情報を待つしかなく心配だ」と声を落とした。

 東京都渋谷区の聖心女子大ではこの日、シリア難民の子どもたちを撮影したフォトジャーナリスト、安田菜津紀さんの写真展が始まった。内戦前にダマスカスを見渡せる山からきらびやかな街の明かりを写した1枚に見入っていた調布市の会社員、阿部秀樹さん(54)は「写真からかつてシリアが豊かだったことが分かる。今日の空爆も含め、他の国々に翻弄(ほんろう)され続けているシリアの問題の大きさを感じる」と話した。

 写真展を主催するNPO法人国境なき子どもたち(新宿区)の広報、清水匡さん(47)は「武力を行使し合って犠牲者が増える一方の状況を一日も早く終わらせるべきだ。子どもたちの将来がますます見えなくなる」と憤った。

 一方、警視庁は14日、米国への報復テロや過激な抗議行動などに備えて、在日米国大使館(東京都港区)や米国関連施設の警戒を強化した。【成田有佳、山下貴史】

最終更新:4/14(土) 22:25
毎日新聞