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<シリア攻撃>内戦終結願う市民「争いはいつまで続く」

4/14(土) 21:56配信

毎日新聞

 【カイロ篠田航一、ダマスカスでフアード・アリ(シリア通信員)】シリアの首都ダマスカス近郊の化学兵器関連施設などを標的とする米英仏軍の攻撃が実施されたシリア時間の14日、現地の市民からは「シリアがさらに不安定化する」「争いはいつまで続くのか」という声が聞かれた。攻撃に反発する声もあり、7年に及ぶ内戦の早期終結を切実に願う市民の姿が目立った。

 ダマスカスでは14日午前4時ごろ、「ズン」という地鳴りのような音が響き、市民は近くで攻撃があったことを知った。夜が明けきらぬ暗闇の中、多くの市民が家の外に出て、巡航ミサイルとみられる上空の閃光(せんこう)を見つめていた。

 その後、ダマスカスでは目立った混乱もなく平穏だが、米英仏に反発し、アサド政権支持を示すために国旗を掲げて広場に繰り出した市民らもいた。

 「米国は他国を傷付けることしかせず、不当な侵略だ」。教員のラヤル・ナデルさん(32)はそう憤る。また会社員のアリ・ムアラさん(47)は「米国発の偽ニュースにはだまされない」と話す。

 今回の攻撃は、ダマスカス近郊・東グータ地区で7日、化学兵器を使用したとみられる空爆があったのが引き金で、米英仏は、空爆はアサド政権によるものと主張している。

 だが、アサド政権は国営シリア・アラブ通信を通じて「国際法違反の侵略行為だ」と米英仏を非難。長期化した内戦だが、政権側が優位を固めたこともあって、ダマスカスの治安はようやく回復しつつある。政権に同調する形で市民に反米感情が高まっているのは、こうした現状を反映しているともいえる。

 東グータ地区では、今なお負傷者の治療が続く。同地区に住む男性は「内戦が終わらなければ、私たちの苦しみは変わらない。米軍の攻撃も単なる遊びに過ぎず、シリア国民を助けることにならない」と語った。

最終更新:4/14(土) 23:39
毎日新聞