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<路線バス事故>接触の石灯籠落下、歩道の男性死亡 伊勢

4/14(土) 22:26配信

毎日新聞

 14日午前9時55分ごろ、三重県伊勢市楠部町の県道で、三重交通(本社・津市)の路線バスが停留所に停車しようとしたところ、左サイドミラーが歩道の石灯籠(どうろう)に接触し、上部の石が落下。歩道を歩いていた伊勢市神田久志本町、無職、西沢政信さん(81)の頭部を直撃し、西沢さんは搬送先の病院で死亡した。バスの男性運転手(45)ら乗員乗客11人にけがはなかった。

 県警伊勢署などによると、石灯籠はバス停「徴古館(ちょうこかん)前」の近くにあり高さ2.5メートル。接着剤や針金で固定されていた上部の縦約70センチ、横約80センチ、奥行き60センチの屋根型の部分が、バスとの接触の衝撃で落ちた。同署によると、調べに対して運転手は「石灯籠があることは分かっていたが確認不足だった」と述べ、ハンドル操作を誤ったことを認めている。

 三重交通によると、バスは伊勢神宮内宮前を同日午前9時20分に発車し、市内を循環して戻る途中だった。運転手は3年前からこの路線を担当。他の運転手も含め、過去に石灯籠との接触や衝突事故の例はないという。【森田采花】

 ◇老朽化の石灯籠、神宮近くに多数

 伊勢市の伊勢神宮付近の県道沿いには、最大で高さ約6メートルにもなる4種類の石灯籠が多数設置されている。老朽化による倒壊を懸念する声が上がり、三重県などは2015年から本格的な撤去作業を行っている。

 同県伊勢建設事務所などによると、伊勢市内では1950年代に伊勢神宮の崇敬目的などのため、民間団体が全国から寄付を募り、道路占用許可を受けて市内の国、県、市道の歩道に石灯籠を設置した。JR伊勢市駅前から伊勢神宮内宮までの県道を中心に、約540基あったが、その後この団体は解散し、所有者や管理者が不明になった。

 県などは年1回、傾きやぐらつきなどを調べ、昨年までに約100基を撤去し、現在は県道だけで329基が残っている。今回一部が落下したのは、4種類のうち最も小さい石灯籠だった。【田中功一】

最終更新:4/14(土) 22:34
毎日新聞