ここから本文です

お使いのInternet Explorerは古いバージョンのため、正しく表示されない可能性があります。最新のバージョンにアップデートするか、別のブラウザーからご利用ください。
Internet Explorerのアップデートについて

伊賀市の高額賃料問題 中岡市議の政倫審設置へ 「交渉窓口、条例に抵触」 三重

4/14(土) 11:00配信

伊勢新聞

 三重県の伊賀市が近鉄伊賀神戸駅付近でバスの転回場として借りた土地の賃料が「高い」との指摘を受けている問題で、市議会の百条委員会(岩田佐俊委員長、8人)は13日の臨時会で、調査結果を報告した。「親族が契約先の役員だった中岡久徳市議が交渉の窓口だったことは政治倫理条例に抵触すると考えられる」とし、政治倫理審査会(政倫審)の設置が適当と結論付けた。この報告を受け、6人の市議が同日、政倫審の設置を求める請求書を議長宛てに提出。政倫審は近く設置され、中岡市議への処分を検討する見通し。

 岩田委員長は報告で、賃貸借契約の交渉について「市は無関係であるはずの中岡市議を窓口としてきた」とした上で「働きかけの疑惑を招く原因になり、契約当事者以外への情報漏えいによる利益供与の疑いが生じる結果となった」と指摘した。

 その上で、中岡市議が交渉の窓口となったことは「議員の親族が役員を務める会社の契約に関与してはならない」と定める議員政治倫理条例に抵触すると考えられると指摘。中岡市議に対する措置について「政倫審で検討することが適当と考える」とした。

 一方、報告書は中岡市議による働きかけについて「確たる証言が得られなかった。これ以上の真相究明は困難」と説明。「契約までの事務が外的な要因で進捗(しんちょく)したのではとの疑念は払拭(ふっしょく)できない。さらなる強制力を有する機関の調査が望まれる」とした。

 臨時会に出席した中岡市議は「私の行為のどこが窓口なのか具体的に教えてほしい」「息子は契約当時、契約先の役員を退いていたのに、なぜ問題になるのか」と主張。岩田委員長は「委員らで話し合った結果。正当な判断だと考えている」などと返答した。

 問題を巡っては、市が平成28年12月、約3千平方メートルの土地をバスの転回場として借りる契約を市内の会社と締結したが、中岡市議の親族が契約先の役員を務めていたことなどから、市議を中心に指摘が噴出。市と同社は3月末で契約を解除した。

 百条委は昨年12月、問題の調査に当たってきた総務常任委を引き継ぐ形で設置され、19回にわたって開催。岡本栄市長や市職員、中岡議員ら延べ33人に参考人招致や証人喚問を実施し、中岡市議による働きかけの有無や契約の経緯などを調べてきた。

伊勢新聞

最終更新:4/14(土) 11:00
伊勢新聞