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広島高2刺殺逮捕 「解決したい その一心だった」元捜査員、思いかみしめる

4/14(土) 8:08配信

産経新聞

 「なんとか解決したい。その一心だった」-。広島県廿日市市で平成16年10月に高校2年、北口聡美さん=当時(17)=を殺害した疑いで、山口県宇部市の会社員、鹿嶋学容疑者(35)が逮捕された13日、長く事件を追ってきた県警の元捜査員たちも、それぞれの思いを静かにかみしめた。

 発生から13年半。未解決事件の急進展に、捜査本部が置かれている廿日市署(廿日市市)には早朝から、多数の報道陣が詰めかけ、周辺は騒然とした雰囲気となった。

 「一報を聞いたとき、『本当によくやってくれた』という気持ちと同時に涙があふれた。急転直下は想定していたが、それでもやっぱりほっとした」。元廿日市署長の山本英雄さん(61)は、そう話した。

 「遺族も一区切りできてよかった」。この日午前、北口さんの父、忠さん(60)と電話で言葉を交し、「今後裁判が始まるので大変になるが頑張ってほしい」と伝えたという。

 廿日市市在住の元捜査員、小原治朗さん(72)は「警察を退職したわしらに何ができるんや、と思い、活動してきた。なんとか解決したい。その一心だった」と話した。

 県警を退職後も個人的に忠さんに会い、同じ娘を持つ父親として思いを語り合ったこともある。平成18年から情報提供を呼びかける街頭でのビラ配りに参加。不安が募る地域でPTAが始めた「夜間パトロール」にも加わり、元捜査員として責任を果たしてきた。

 「まだまだできることはある」とOB仲間で情報提供を呼びかける活動に力を入れようと話し合っていた矢先の容疑者逮捕。最大の「懸案」が動きだし、安堵(あんど)の表情をみせた。

最終更新:4/14(土) 8:08
産経新聞