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【東西現場記者走る】オウケンムーン度胸満点

4/14(土) 14:05配信

サンケイスポーツ

 GI連載『東西現場記者走る』で皐月賞を担当する東京サンスポの板津雄志記者(38)は、美浦トレセンに移動。密着5日目はオウケンムーンに注目した。共同通信杯の優勝馬は過去6年で3勝(2012年ゴールドシップ、14年イスラボニータ、16年ディーマジェスティ)と相性が良く、どっしりとした性格も大舞台向きだ。4連勝での戴冠があるか。

 栗東を出て、美浦に到着したのは夜中。ほとんど寝る間もなく、金曜朝の取材へ。目覚ましのコーヒーを飲んでいると朝のニュースが、日曜の関東は天候が荒れると伝えた。この情報を信じていいのかどうか…。

 「春の嵐だっていうから、競馬も嵐(の結果)になるんじゃないか」

 天気予報に悩む記者を、軽妙なトークでなごませたのは国枝調教師。皐月賞はオウケンムーンで波乱を起こしますよ-と解釈したくなる。オウケンは近年の黄金ローテといわれる共同通信杯の覇者。3連勝中と充実一途で勝って何ら不思議はない。しかも厩舎も桜花賞をアーモンドアイで勝った勢いがあるから気になってしまう。

 しかし、血統背景が地味な上に、調教でも目立つタイプではない。ここまでの活躍には厩舎内でも驚きの声があがるほどだ。それでも、担当者の中村助手はデビュー前から、この馬の才能を口にしてきた。

 「すごく背中が良くて走りも軽いから、切れる脚が使えそうな感じがあった。(当初勝ち馬が出ていなかった)オウケンブルースリ産駒でもばかにはできないぞって」

 明るい人柄の中村助手は、馬上でも常に楽しく振る舞う。この明るさは担当馬にもいい影響があるのでは…。国枝師に問うと「馬も人間の世界と同じ。世話をする人の性格は馬にもうつる。人間がイライラしていると、馬も嫌だろう。あれくらいの方がいいんじゃないか」と笑う。

 「どこへ行っても飄々としている馬。度胸があるからGIの雰囲気でも大丈夫でしょう。最近は自分が強いと思い始めたのか、威張って生意気になってきた。ハハハ」

 気さくな担当者のもとでのびのび育ったオウケンムーンなら、GIの歓声にも、春の嵐にも動じず、自分の力を発揮できそうだ。

 さて、あすは結論の日。土曜の中山の馬場や天気をチェックして、勝つ馬を導き出したい。 (板津雄志)

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