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大杉漣さんお別れ会 バイプレーヤーズの田口トモロヲさん「呆然としている」

4/14(土) 18:07配信

産経新聞

 今年2月21日に66歳で急逝した俳優、大杉漣さんのお別れ会が14日、東京都港区の青山斎場で営まれた。大杉さんを「ソナチネ」(1993年)など、いくつもの作品で起用した映画監督・俳優の北野武さん(71)や最期を看取った親友の俳優、松重豊さん(55)ら約700人が出席し、冥福を祈った。

 穏やかな笑顔を浮かべた大杉さんの遺影は、写真家の長男、隼平さんが2年前に撮影した。野原をイメージした多くの花がにぎやかに彩る祭壇には、のんびりと新作芝居でも考えてほしい-との家族の願いが込められている。

 お別れ会では、大杉さんら名脇役として活躍する6人が一堂に会したテレビ東京のドラマ「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」で共演した、田口トモロヲさん(60)、松重豊さん(55)、光石研さん(56)、遠藤憲一さん(56)があいさつに立ち、田口さんが4人を代表して弔辞を読んだ。

 プライベートでも懇意だった田口さんは「大切な親友を亡くし、ただ呆然(ぼうぜん)としている。作品の大小を問わず、面白ければ参加し続けてきた、あなたの仕事への姿勢は僕らの目標だった」と涙声で語った。

 大杉さんが苦労を重ね、日本を代表する名脇役に上り詰めた努力の人だった点にも触れ、「偉ぶることなく、普通に存在することの大切さを教えてくれた。どれだけ僕ら後輩が励まされたことか。あなたの後輩であり続けたことを誇りに思う」と遺影に語りかけた。

 この日は大杉さんを見いだした北野監督も姿を見せたが、沈痛な表情で無言のまま足早に会場を後にした。

 戒名は「優月院漣奏球孝信士(ゆうげついんれんそうきゅうこうしんじ)」。「優」は優しい人柄と俳優の優、「月」は月光のような穏やかな輝き、「漣」は親しんだ芸名、「奏」は表現や演奏、「球」は愛したサッカー、「孝」は本名-を意味しているという。 (文化部 高橋天地)

最終更新:4/18(水) 22:41
産経新聞