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“付け焼き刃”で世界に勝てるのか。JFAと西野新監督はロシアへ明確な方針を

4/14(土) 11:50配信

GOAL

伝わってこない逼迫感

ロシア・ワールドカップを戦う日本代表に、多くは期待できないと考えている。

ネガティブな言葉をいきなり記してしまったが、何も主観や個人的な感情で語っているわけではない。

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本大会開幕の2カ月前に、ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督が解任され、新たに西野朗監督が就任した。約3年間続いた体制にいきなり終止符が打たれ、まさに“突貫工事”で本番に向けたチーム作りが行われることになる。世界のどんな名将でも難しいタスクであることは間違いなく、西野監督の力量云々以前に、一般的に考えてもロシアでの日本の戦いは厳しいものになる。そう予想せざるを得ないのが現状だ。

12日に行われた西野監督の就任会見。新指揮官が何を語るのか。そして具体性に富んだ策略が飛び出すのか――。登壇した新監督に耳目が集まったが、残念ながら話は抽象的なものばかりとなった。

「ハリルホジッチ監督が選手に求めたように一対一でもパワーを要求したいが、(日本人選手は)なかなかフィジカル的な部分で戦えないところもある。別の角度で対応していく。日本のフットボールもありますし、構築してきた技術力を最大限出して、規律や組織の化学反応をベースにしていく必要がある」

規律。組織。これらは日本サッカーの特徴として挙げられるものである。ここではハリルスタイルとの対比として使われた文言でもあった。

さらに戦い方のスタンスについても、のらりくらりと蛇行しながらこう語った。

「試合の中ではいろいろな状況がある。オフェンシブに戦える時間帯もあれば、ディフェンシブな戦いを強いられることもある。その中で勝機を常に求めていく。スタートのメンバー(先発)だけでなく、メンバーのスイッチ(選手交代)も含めて考えたい。そこにスカウティングで相手の長所、短所がどこにあるのかを見ながら、できればオフェンシブな戦いをしたい」

ところが、会見の最中にはこんな発言もしている。

「あまり偏った戦い方の理想や志向ではなく、たくさん選択肢があるので、その感覚でチームを見ていきたい。現時点では(スタイルは)描けません」

攻撃的なスタンスを匂わせつつも、偏ることなくバランスを取りたい。細かい戦術に関しては、まだ監督自身も見いだせていない。

要するに、何も決めていないのである。

繰り返しになるが、本番まで残り2カ月である。そして実際に選手を集めて全体合宿が始まるのは5月下旬。それまで具体的なチーム作りの絵を描けというほうが難しいのかもしれない。

それにしても、話の中身がぼんやりとしすぎていた。2022年のカタール・ワールドカップに向けてチーム作りを進める新監督の就任会見であれば、これぐらいのニュアンスでも構わないかもしれない。しかし、今は日本代表の緊急事態なのである。短期間で何ができて、どんなビジョンを持つのか。力強く、目に見える指針は示すべきだった。もっともっと、話の内容からも逼迫観が伝わってきてもいいぐらいだった。

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最終更新:4/14(土) 11:50
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