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復旧進むも「発車時刻」見えぬ線路 熊本地震から2年、一部不通続くJR九州・豊肥本線

4/14(土) 6:20配信

乗りものニュース

2割で工事完了、しかし運転再開はまだ見えず

乗りものニュース

 2016年4月14日の熊本地震発生から2年。しかし、大分駅と熊本駅を結ぶJR九州の豊肥(ほうひ)本線では、いまだ熊本県内の肥後大津~阿蘇間およそ27kmで不通が続いており、運転再開の見通しも立っていません。

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 豊肥本線の同区間では、震災2か月後の豪雨で、地震で緩んでいた地盤が崩れるなどして被害が拡大。あわせて約50か所が被災しました。

 JR九州は、震災から1年後の2017年4月に復旧事務所を設置。それからこれまでの1年で、約50か所のうち2割で工事が完了したそうですが、復旧の見通しはまだ立たないといいます。「場所の数」でみると2割で工事が完了したものの、被害の大きい場所が残っていたり、斜面の崩壊や亀裂、石などのため線路工事前に対策が必要であったり、その現場へのアクセス道路がなく工事が困難だったりするためです。

 そこでJR九州は、被災区間内にあり、道路でアクセスしやすく、スペースもある立野駅(熊本県南阿蘇村)をまず復旧。そこを拠点にしてレールを敷き直していき、被災現場へレールを使って資材を搬入。線路に隣接する崩壊斜面の工事を担当する熊本県などと協調しながら、復旧を進めていく計画です。

「ひとつずつ被災箇所を工事していき、できるだけ早く復旧させたいと思っています」(JR九州 豊肥本線復旧事務所 所長 淵脇 晃さん)

 なおJR九州は黒字会社であるため、復旧費用は同社が全額を負担します。熊本地震によって、立野~高森間を結ぶ第三セクター方式の南阿蘇鉄道でも、立野~中松間がいまなお不通ですが、こちらは、国が大規模災害で被災した赤字の鉄道事業者に対しては支援する方針であることから、復旧費用の実質97.5%を国が負担します。

恵 知仁