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ビル・ゲイツ、世界は4つの所得グループで考えるべき ー 先進国、開発途上国の区別は意味がない

4/14(土) 8:14配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ビル・ゲイツは極度の貧困をなくすという使命を持っているのだろう。だが彼は「開発途上国」に焦点をあてて、使命を成し遂げるつもりはない。

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「私はずっと先進国と開発途上国について語ってきたが、そうすべきではないだろう」とゲイツは4月3日(現地時間)、ブログに記した。

「先進国」「開発途上国」の区別をやめるというゲイツの決意を支えたのは、『Factfulness』という書籍。著者はゲイツの友人で、医師であり、統計の達人として知られるハンス・ロスリング(Hans Rosling)。ロスリングは2017年、すい臓がんで死去したが、息子と義理の娘が残った部分を完成させ、出版した。

ゲイツは、『Factfulness』を「今まで読んだ中で、最もためになる1冊」と呼び、多くの人が読めば、世界はより良いものになるだろうと語った。

『Factfulness』は、多くの人が世界を運命論的に捉えていることを変えようとするロスリングの最後の挑戦だ。彼は、統計的に見れば、世界は私たちが思っているほど悪くないことを知って欲しいと望んでいた。

ロスリングは、私たちが世界の現状を捉えるときに、感情に支配された「本能」にあまりにも頼り過ぎていると考えていた。私たちは教育から医療、自然災害に至るまで、すべてを事実よりもはるかに暗いものとして描いている。

ロスリングがこの本を書いた最大の目的は、「先進国」と「開発途上国」を対立させる2元的な枠組みを置き換えることだ。

その代わり、彼は世界の所得水準を4つの階層で考えることがより有用(かつ正確)だと述べた。レベル1の人たちは、毎晩、指で歯を磨き、レベル4の人たちは、輝くような歯を磨いた後、電動歯ブラシを充電している。

だが、世界の所得の捉え方を変えようとしているのはロスリングだけではない。世界銀行も今、同じような4階層のシステムを使って世界の所得水準を捉えている。ゲイツも同様だ。

「この考え方を発展させていきたい」とゲイツは3日、ブログに記した。

世界の所得水準を4つに分けて捉えたモデルを見てみよう。

(※全ての写真は記事上部のリンクからご覧になれます)

レベル1:1日2ドル(約210円)以下で暮らす。ロスリングは、10億人が当てはまると推定した。彼らは裸足で歩き、焚き火で調理し、バケツで水を汲み、地面で寝る。

ネパール、マダガスカル、レソトなどの国の人々が、このカテゴリーに当てはまる。

レソトは世界で最も寿命が短いとロスリングは記した。

レベル2:世界の人々の大多数が当てはまる。1日2ドル(約210円)~8ドル(約860円)の所得があり、自転車、マットレス、自宅で料理するためのガスボンベなどがある。

バングラデシュ、中国、ザンビア、ナイジェリアなどの国の人々が、このカテゴリーに当てはまる。だがもちろん、特に大都市に住んでいる数多くの中国人とナイジェリア人の所得ははるかに高い。

これが、世界の国や地域を「先進国」と「開発途上国」といった大きなカテゴリーで分類することは馬鹿げているとロスリングが主張する理由だ。意味がない。

レベル3:ロスリングの分類で、レベル2に次いで2番目に人口が多い。1日8ドル(約860円)~32ドル(約3400円)の所得で暮らしている。蛇口をひねれば水が出て、バイクや車を所有し、日々の食事は豊かで色鮮やか。電気と冷蔵庫があり、様々な栄養に配慮した食事を取ることができる。

エジプト、パレスチナ、フィリピン、ルワンダなどの国の人々が、このカテゴリーに当てはまる。

短い休暇を楽しむ余裕がある。子どもたちは、お金を稼ぐために早く社会に出る必要はないため、自由に高校生活を楽しむことができる。

レベル4:レベル1と同様、約10億人が当てはまる。1日32ドル(約3400円)以上の所得があり、自宅で水(温かい水と冷たい水の両方)が使え、車道には車が走り、毎日、たくさんの食事を楽しむことができる。また、12年以上の学校教育を修了することができる。

アメリカ、メキシコ、南アフリカ、スウェーデン、韓国などの国の人々が、このカテゴリーに当てはまる。

基本的に人々が「先進国」と考えるもの全てが揃っている。世界の人口の約7分の1。

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