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ガンも治す?「生き返るデザイン」が進行中

4/14(土) 11:30配信

FNN PRIME

人間とコンピューターの共同制作

サンフランシスコ中心部。不思議なカーブをした外壁に覆われた建物がある。
MOMA、サンフランシスコ現代美術館だ。

【写真】 ジェネレーティブ・デザインのビルと「未来のクルマ」

この壁、デザインしたのは「人間」ではない。

デザインの原案を考えたのはコンピューターだ。人間が作った条件に沿って、コンピューターが機能的に優れた構造のデザインを何千通りと生成。さらに人間が要素や制約などを加えて新たなデザインを生み出していく、「ジェネレーティブ・デザイン」という最新の手法を用いて設計された。

いわば人間とコンピューターの共同制作で、「サンフランシスコの霧や海に融合すること」を心掛けて作られたデザインとなっている。

素材はコンクリートではなくファイバープラスチックという素材。MOMAには700枚のパネルを貼り付けていて、コンクリートよりも1万ポンド(4500キロ)ほど軽いという。

このデザインを生み出したのは、ジェネレーティブ・デザインを先進的に取り組んでいるオートデスク社だ。

こうした様々なデザインを実際に形にしたプロダクトの展示ギャラリーをサンフランシスコ市内に構えていて、責任者のジェイソンさんに中を案内してもらった。

入り口を入ってすぐにあるのが、実際に上海に建てられたビルの模型。ちょっと不思議な、ねじれた形をしている。これもジェネレーティブ・デザインでできたものだ。

外観のオシャレさだけで、このデザインになったわけではない。それ以上に重視されているのが機能面。普通に円柱形のビルを建てるより、風の影響を24%減らすことができているという。そのため、必要な鉄の量も少なくすることができ、5000万ドル(53億円)もの費用削減につながった。

同じように「未来の飛行機」なども展示されている。ジェネレーティブ・デザインではないが、「未来のクルマ」は、酸素と太陽光をエネルギーにするという画期的なアイデアがデザインに生かされていた。

ジェイソンさんは「スマホは10年ちょっと前にはサイエンスフィクションだった。こんな小さなデバイスで、東京とサンフランシスコの中継を個人が行なうなんて考えられなかった。だから、こんなクルマが走る未来は、きっと来ると思う」と語った。

そういう発想を持っている人や企業にしか、「未来」を現実にすることはできないだろう。

あまりに共感したので、「10年後には、この車ばかりが走っているかもしれないですね」と言ってみると、「君は私より楽観的だね」と笑われた。

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最終更新:4/14(土) 11:30
FNN PRIME