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留守番役に金のビリケンさん着任 損壊被害石像修復まで /流山

4/14(土) 12:16配信

千葉日報オンライン

 100年以上前、千葉県流山市の利根運河沿いに観光資源として建立され、損壊被害に遭った幸福の神様「ビリケンさん」の石像の“留守番役”として寄贈された金のビリケン像が13日、現場の祠(ほこら)に着任した。石像の修復が終わるまで設置する。

 金の像は被害を知った「通天閣公認ビリケン事務局」の天創堂(大阪市)から届いた。流山市や事務局によると合成樹脂製の市販品で、背後にある飾りの光背を含めた高さは約50センチ。損壊事件を報道で知った同事務局が無償提供を申し出た。

 市職員2人が金の像を先月24日に完成したばかりの祠に納めると、居合わせた市民が次々に、触れれば御利益があるとされる足の裏をなでたり、手を合わせたりしていた。

 祠の完成時に配られたビリケンの焼き印入りまんじゅうを供えて無事を祈った市観光協会の志賀進一会長(49)は「被害に遭うとは夢にも思わなかった。大阪の方々とのご縁を大事にし、災い転じて福となすようにしたい」と話した。

 ビリケンは1908年に米国の芸術家が考え、世界中に広まったとされる。石像は1913年建立で高さ約40センチ。後ろ向きに倒れ、顔の辺りや背面が破損しているのを今月2日に市民が発見。さい銭箱も盗まれ、県警が器物損壊と窃盗容疑で捜査している。

 再発防止へ、金の像は倒れたり持ち出されたりしないよう鎖で固定した。市流山本町・利根運河ツーリズム推進課によると、壊れたビリケン像は市立博物館で保管中。早急に修復作業に入り、併せて防犯カメラを設置することにしている。

 同課は「新たな観光名所として注目される中で被害が起きてしまった。心配する市民は多く、できれば年内に留守番役との交代を行いたい」としている。