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1日限定レストラン、今回は川島で シェフやバーテンダーが出張しフルコース提供 メインディッシュは

4/14(土) 10:30配信

埼玉新聞

 埼玉県内の農業生産者や料理人たちが集い、1日限りで出張レストランを行う「田園レストラン」が、川島町の笛木醤油(しょうゆ)で開かれた。訪れた20人は、提供されるフルコースを通して、県産食材の本物の味を楽しんだ。

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 ほの暗い醤油蔵に、5つのテーブルが設置されたレストラン会場。シェフやバーテンダーたちが県産食材で調理するコース料理が次々と配膳され、メインディッシュには、会場となった笛木醤油の229年の伝統が詰まる醤油を使用した「武州和牛の柔らか煮込み」が提供された。

 レストランを運営したのは「田園レストラン実行委員会」。県内の梅や大豆の生産者やシェフ、豆腐の職人、オリーブオイルソムリエ、バーテンダーが参加している。県産食材を使った料理やスイーツ、お酒を振る舞い、伝統的な地元の食を継承していくのが目的だ。これまでにも越生町の梅林や深谷市の旧酒蔵で出張レストランを行ってきた。

 今回は「本物を伝える」をテーマに据えた。笛木醤油の笛木正司社長は「お客さんには本物の地場産食材の味わいに触れてもらいたい。(このレストランの運営で)同じ思いを持つオール埼玉の仲間で、地域を盛り上げていきたい」と語る。出張レストランの会場で上映した動画の中には、実行委のメンバーたちのメッセージとともに、川島町の紹介PRも盛り込んだ。

 上尾市の会社員佐藤真一さん(50)は「子どもたちにとっても大事になる食の安心安全。だからこそ、地元の食材を使用したこのレストランに興味があった」と訪問の動機を語る。妻の悦子さん(47)は「新たな驚きもあって楽しく、おいしい」と料理に舌鼓を打っていた。

 実行委の山口由美委員長は「1人ではできないことも、同じ思いを持つ仲間たちが集うことで、できることもある。今後も輪を広げていければ」と話している。

最終更新:4/14(土) 10:30
埼玉新聞