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シリア攻撃:米・英・仏から『巡航ミサイル』というメッセージ

4/14(土) 23:33配信

FNN PRIME

シリアへの巡航ミサイル攻撃、米・英・仏、それぞれのアピール

「化学兵器の製造、拡散、使用に対する強固な抑止力の確立が目的だ」

トランプ米大統領は、日本時間14日午前10時過ぎ、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして、英・仏とともにシリアの化学兵器連施設に対する攻撃に踏み切った。米軍がシリアを攻撃するのは、昨年4月以来。

【写真】これが巡航ミサイルだ!

今回の攻撃で特徴的だったのは、米・英・仏は、航空機からであれ、軍艦からであれ、使用したのが、精密誘導の巡航ミサイルであったこと。
攻撃後、仏大統領府は、ツイートで、攻撃に参加した複数のラファール戦闘機の離陸の模様を伝える動画を公開した。

ラファール戦闘機の機体の下には射程250~400kmの空対地巡航ミサイル、スカルプEGを吊り下げられていた。

また、同国のParly国防相も「夜の地中海の汎用フリゲートから海軍巡航ミサイル(MdCN)が放たれた。標的:シリア政権の化学兵器生産現場」とつぶやき、発射の模様の動画を公開した。

このフリゲートの名前やミサイルの名前は、明らかにされていないが、軍事評論家の岡部いさく氏は「海軍のFREMMフリゲイト、オーヴェルニュ、プロヴァンス、アキテーヌの3隻からMdCN=スカルプEGナヴァル巡航ミサイルを発射」とみている。
つまり、仏空軍と海軍は、同じスカルプEG巡航ミサイルを発射していたというわけだ。

これに対して、英国政府は、複数のトーネードGR.4攻撃機から、ストームシャドウ巡航ミサイルを放ち、シリア・ホムス西方約25kmの化学兵器関連施設を叩いたと発表した。
なお、ストームシャドウとスカルプEGは、英仏共同開発のミサイルで、同じミサイルを指す。

手の内を明かさず、相手の憶測を誘う米国

米国政府からは、14日18時現在、作戦に参加した艦艇や航空機、それにどんな巡航ミサイルが何発発射されたかの具体的な発表はない。
だが、USNI(米海軍協会)ニュースは「米海軍は東地中海の駆逐艦ドナルド・クックと、第5艦隊指揮下の巡洋艦からトマホークを化学兵器目標に対して発射」「複数のB-1B爆撃機も攻撃に参加」と伝えている。

結局、米軍の攻撃規模の詳細は不明だがロシアの通信社は、今回の攻撃に投入された近郊ミサイルの数を100発以上とし、米爆撃機も参加したと伝えている。
未確認だが、B-1B爆撃機が、射程370kmのJASSM、または、射程900km以上のJASSM-ERステルス巡航ミサイルを使用したならば、史上初ということになるだろう。

いずれにせよ、米・英・仏は、自軍の兵士を犠牲にしない巡航ミサイル攻撃に重点を置いたともいえるだろう。

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最終更新:4/14(土) 23:33
FNN PRIME