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白井健三トラウマ克服し国際大会初V「強くなれた」

4/14(土) 21:50配信

日刊スポーツ

<体操:W杯東京>◇14日◇東京体育館◇男女個人総合

 男子は昨年世界選手権3位の白井健三(21=日体大)が6種目合計86・064点で制し、国際大会初の個人総合タイトルをつかんだ。

【写真】鉄棒の演技を終えて1番ポーズを見せる白井

 「弱い気持ちが襲ってくる」。この日、白井は自分の不安な心と戦っていた。よみがえるのは1カ月前の今季初戦アメリカンカップでの失敗。その大会では、米国器具での調整がうまくいかなかったこともあるが、あん馬と鉄棒で落下するなど冬場に磨いてきた技術を出せずに6位に終わった。「年末から相当つけたつもりの自信が、一気に崩れた。自分の中で誤算だった」。帰国後の練習でも、悪いイメージを度々思い出し、体が縮こまった。

 それでも試合での失敗は試合で返すしかない。トラウマが残る2種目目のあん馬では、落下した2つの技を難なく決め、両手でガッツポーズ。最後の鉄棒もきっちり通し、着地と同時に左手で勝利を示す数字の「1」を作ってみせた。「失敗を怖がった試合になってしまった」と勢い不足の課題は残ったが、「逆境をはねのけた自分はこの1試合で強くなれた」と自信を取り戻した。

 床、跳馬のスペシャリストからオールラウンダーへと成長する白井にとって、ここから大事な試合が続く。個人総合で争う4月末の全日本選手権、5月のNHK杯を終えた時点での成績上位2人は10月の世界選手権(ドーハ)代表に内定する。昨年のこの2大会では、いずれも王者内村航平に肉薄。世代交代の予兆を感じさせた。10連覇中の内村に挑む全日本選手権は2週間後。「失敗しない、いつも通りのリズムを今回つかむことができた。失敗しないのが当たり前で、さらにその上にどこにこだわっていけばいいかあと2週間でつきつめていきたい」。さらに演技の精度を高めて大一番に臨む。

最終更新:4/14(土) 22:07
日刊スポーツ