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石川トヨタ自動車(金沢市)は新車販売などの業務でスマートフォンアプリを活用する。顧客と営業担当者がチャットで気軽にコミュニケーションを取れる機能のほか、点検の予約を行える機能などを設けた。顧客との接点を強化して自動車の代替え需要を取り込むとともに、業務効率化につなげる狙いもある。
独自に開発したアプリは14日から無料で提供を開始する。チャット、入庫予約のほか、車にトラブルがあった際の緊急連絡機能も搭載し、24時間態勢で対応する。車両に関する情報やローン残高などを確認できるほか、店頭イベントに関する情報を随時配信する。
石川トヨタ自動車によると、導入に先駆けて顧客に行ったアンケートでは「営業担当者と気軽に連絡を取りたい」との声が最も多く、チャット機能を取り入れることにした。
ディーラーにとっても既存客との接点を増やし、関係を深めることは車両の買い替えや点検などのサービス需要につながる。架谷洋司社長は「従来は時間の制約もあってコミュニケーションを増やすのが難しかったが、アプリが課題を解決してくれる」と強調した。
同社によると、今後は通信回線に接続して幅広いサービスを提供する「コネクテッドカー(つながる車)」が市場投入される見通しで、車両や走行データを収集、集積しやすい環境が整う。
こうした情報を管理するため、架谷社長は2年後をめどにAI(人工知能)を導入する方針を示し、「膨大な情報を分析し、最適なサービスを迅速に提供できる体制を構築したい」と話した。
石川トヨタ自動車は、年内にもショールームの試乗車を有料で貸し出すサービスを開始する。平日に稼働していない試乗車を「カーシェアリング」することで、新車の魅力をじっくり味わってもらう機会とする。アプリを通じて予約できる仕組みを想定している。
また、アプリでは新車の購入や点検、来店などでポイントがたまるサービスも導入する。ポイントに応じてキャッシュバックを行うなどの特典を検討しており、年内に機能を追加する。
北國新聞社
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