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夕日寺1300年を知る 金沢・校下歴史研究会が史跡調査結果

4/14(土) 1:31配信

北國新聞社

 金沢市夕日寺校下の住民でつくる「夕日寺1300年協議会」の構成団体「夕日寺歴史研究会」は、昨年度に開始した史跡調査の成果として、同校下にある古道や城跡などを文章や写真でまとめた。2019年に夕日寺の地名の由来となった寺の建立から1300年となる節目に向けて調査を続けて内容を詳しくする計画で、長い歴史を刻んできた郷土を知ってもらう。

 調査結果をまとめた冊子はB5判16ページで、室町時代に開通し、北国街道の裏道として利用された古道「三(さん)ノ坂往来(のさかおうらい)」をはじめ、山城跡、神社仏閣などと種類ごとに紹介している。夕日寺小や金沢星稜大などに配布した。

 三ノ坂往来では、大樋町から東へ尾根沿いに富山県まで約16キロの山道であることや、三つの急坂があったことなど名称の由来は3通りあることを記した。泰澄(たいちょう)大師が建立したとされ、夕日寺の地名の由来となった寺の跡地「堂屋敷跡」、道行く人が破れた草履を履き替える場所だったとされる「大(おお)休場(やすんば)」なども盛り込んだ。

 山城跡には、加賀藩祖の前田利家が佐々成政と対(たい)峙(じ)した際、家臣の不破彦三を城主として守りを固めたとされる高峠城など5カ所を載せた。

 冊子のタイトルは、金腐川沿いを中心にして「長江谷」と呼ばれていることや、先人の遺産を現代に引き継いで認識するよう導くような冊子になるようにとの思いから、「長江谷のみちびき」と付けた。

 歴史研究会は昨年度から行っている史跡調査で史跡を訪れ、文献や伝承を参考にしながら冊子をまとめた。堂屋敷跡や五輪塔など、調査時に撮影した写真を掲載した。

 15日に古道を歩く「三ノ坂遊歩大会」(北國新聞社後援)で完歩者に冊子を贈る。歴史研究会の植田卓志代表(79)は「節目に向けて、冊子をもっと充実した内容にできるよう調査を続けたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:4/14(土) 1:31
北國新聞社