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正当性めぐり米ロ応酬=シリア攻撃で緊急会合―国連安保理

4/15(日) 0:52配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】米英仏がシリアのアサド政権による化学兵器使用を理由に軍事行動に踏み切ったことを受け、国連安全保障理事会は14日午前(日本時間15日未明)、緊急会合を開いた。

 会合では、ロシアが攻撃を国際法違反と非難したのに対し、米英仏は正当性を主張。激しい応酬を展開した。

 化学兵器使用疑惑を「でっち上げ」と否定するロシアのネベンジャ国連大使は、攻撃は「侵略行為」だと批判。「あからさまに国際法を無視している」と指摘し、シリアの人道状況も悪化させると主張した。

 これに対し、ヘイリー米国連大使は「化学兵器はわれわれ全員にとって脅威だ」と述べ、化学兵器使用の抑止を目的とした今回の攻撃は「正当で適切だ」と反論した。また「米国は臨戦態勢にある」と警告し、化学兵器が使用されれば、再び軍事力に訴える可能性を示唆した。

 ピアース英国連大使もシリアの現状について、国民に「大規模な極度の苦痛」を強いており、「人道的介入」に基づく軍事力行使の要件を満たしていると説明。武力行使の合法性を訴えた。

 会合は、アサド政権の後ろ盾であるロシアのほか、ボリビアの要請で開催された。安保理では、アサド政権による化学兵器使用疑惑が浮上しても、責任追及に向けた措置で合意できずにいる。ロシアはシリア内戦下で化学兵器をめぐる決議案に拒否権を6回行使している。 

最終更新:4/15(日) 10:33
時事通信