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原発ゼロ推進強調 小泉元首相、水戸で講演

4/15(日) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

小泉純一郎元首相は14日、水戸市千波町の県民文化センターで「日本の歩むべき道」と題して講演した。東京電力福島第1原発事故後に持論とする「原発ゼロ」について、政府の原発政策を批判した上で「ピンチをチャンスに。自然エネルギーに転換した国づくりを」と語った。

小泉氏は「首相の時は原発が必要と言っていた。小泉はぶれないはずなのに何だと言われるが、人間、考えは変わる。専門家の意見を見抜けず悔しい」と、福島事故後にさまざまな情報を得て、考えを変えた経緯を説明。事故後、原発依存度は数パーセントにもかかわらず「電力不足による停電は1日もない」と強調した。

日本原子力発電(原電)の東海第2原発(東海村)に関しては「11月で運転40年。廃炉にしなければ」と断言。原電支援の方針を示した東電について「自分で賠償や除染、廃炉ができないのに、どうして他の原発支援ができるのか。信じられない」と批判した。

会場には約1500人が来場。中川秀直・自民党元幹事長をはじめ、呼び掛け人の海野徹那珂市長と中島栄美浦村長、県内政党関係者らが姿を見せた。小泉氏は「元総裁も元幹事長も今や原発反対。保守も革新もないし与党野党も関係ない」として、脱原発の輪を広げていく意向を示した。

原発が(1)安全(2)コストが安い(3)クリーン-という「推進論者の三大スローガン」は「全部うそ」とし、立地自治体への交付金や廃炉費用は「コストに入っていない」と指摘。「リスクと恩恵と言うが、原発に限らず事故は常に想定外。放射性廃棄物の処分先も決まらないのに、今生まれていない子どもの分まで(費用)負担が必要。カネまみれの産業が原発だ」と述べ、拍手を浴びた。 (黒崎哲夫)

茨城新聞社