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「怒鳴られ発砲、あり得ない」 滋賀の射殺、若手警官の思い

4/15(日) 12:15配信

京都新聞

 滋賀県警彦根署の警察官が、教育係の巡査部長(41)を射殺した事件で、殺人容疑で県警に逮捕されたのは、警察学校を卒業後、現場に配属されてわずか2カ月あまりの男性巡査(19)だった。若い警察官は、拳銃についてどのような訓練や指導を受け、貸与されてどんなことを感じているのか。他県の若手警察官が14日までに京都新聞社の取材に応じ、今回の事件に対する衝撃や、初めて拳銃を手にしたときの思いを語った。
 この警察官は、警察学校に入ってから1~2カ月後、初めての射撃訓練に臨んだ。20メートルほど離れた的に20発ほどを撃った。想像していたより反動は少なく、「こんなものか。エアガン感覚だ」と感じた。
 訓練前、「撃ちたくない」「怖い」と教官に申し出る女性警察官もいた。教官が「仕事だから、撃たなあかん」とたしなめ、全員が発砲した。その後、月に一度ほど射撃訓練をした。検定に合格しないと拳銃を貸与されないため、射撃が下手な警察官は授業後も居残って訓練していた。
 現場で勤務して数年。今も、年に1度は訓練で発砲するが、現場では拳銃をホルダーから取り外したことはない。「これからも、ほぼゼロに近い確率だと思っている」
 今回の事件に、衝撃を受けている。「厳しい職場なので怒鳴られたりすることもあるが、一緒に5回勤務しただけで、発砲するなんてあり得ない。特殊すぎる」と厳しく非難する。
 同じ組織の若手警察官が、貸与された拳銃を自らに向け、命を絶ったことがあった。「拳銃を持っているから、極端な話、やろうと思えばできる。警官が警官を撃つ事件もなかったのが不思議」と話す。
 一方で、未成年や経験の浅い警察官に、拳銃の貸与を制限すればいいかと問うと、「拳銃を持たないと、凶悪犯から市民や自分を守れない。制服を着ているのだから、警察官として意味がない」ときっぱり答えた。

最終更新:4/15(日) 13:43
京都新聞