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<河野外相>旧吉田茂邸「湘南迎賓館に」 ブータン首相招く

4/15(日) 10:27配信

毎日新聞

 神奈川県大磯町西小磯の旧吉田茂邸で13日、河野太郎外相と南アジアのブータンのドルジ外相との外相会談と、トブゲー・ブータン首相も加わった夕食会が開かれた。焼失再建後の旧吉田邸で海外の要人を招いた会談は2回目で、焼失前の1979年には大平正芳首相と米国のカーター大統領の日米首脳会談も開催されている。河野外相は「外務省の湘南迎賓館として使わせてもらえるとありがたい」と話した。観光施設としてだけではなく要人接待の場としての価値も高まりつつある。

 2009年3月に焼失し、住民らの寄付金などを使って再建した旧吉田邸は昨年4月にオープンした。河野外相は外相就任から約2カ月後の昨年10月、ミクロネシアのクリスチャン大統領とロバート外相を招き、懇談・夕食会を開催。両国の関係強化などについて意見交換した。河野外相によると「富士山がきれいに見える」などと好評だったという。

 ブータンのドルジ外相も「歴史的な建物を訪問できてありがたい」と語った。河野外相は「大磯町は東京五輪・パラリンピックのブータンのホストタウンになっているので、せっかくだから招いた」と旧吉田邸を使った理由を説明。その上で「(大阪開催で決まった)主要20カ国・地域(G20)首脳会議もここでやれればよかった」などと冗談交じりに話し、外交の場としての積極利用を提案した。外務省では外相会談は通常、外務省の大臣接見室や近くの飯倉公館を使う。河野外相は「(旧吉田邸が)迎賓館という感じでクローズアップされるといい」と今後の使用に含みを持たせた。

 旧吉田邸には調理場がないため、夕食会の食事は近くのホテルからのケータリングで行っている。同町の中崎久雄町長は「迎賓館としての利用は大歓迎だが、旧吉田邸の公開について地域文化の伝承などを定めた条例の一部改正が必要になるかもしれない。また調理場の設置も大切で、今後検討していきたい」と話し、新しい機能を持たせることに積極的な姿勢をみせた。

 これまでに旧吉田邸は世界保健機関(WHO)の高齢者問題などの担当者への説明会、テレビの対談番組の撮影にも使われているが、今後さらに幅広い活用が見込まれそうだ。【渡辺明博】

最終更新:4/15(日) 10:27
毎日新聞