ここから本文です

お使いのInternet Explorerは古いバージョンのため、正しく表示されない可能性があります。最新のバージョンにアップデートするか、別のブラウザーからご利用ください。
Internet Explorerのアップデートについて

比嘉、900グラムオーバー ファン裏切る行為…厳罰も ボクシング

4/15(日) 7:55配信

産経新聞

 比嘉が900グラムも体重を超過しタイトルを剥奪された。世界戦で日本選手初の大失態はプロ、王者としての自覚の欠如というほかない。帝拳ジムの浜田剛史代表が「体重は落として当たり前。初歩のことで(体重超過は)予想もしていなかった」とあきれ返ったのも当然だろう。

 予兆はあった。1カ月半で約12キロもの減量を強いられ、比嘉は苦しんでいた。具志堅会長は前日の調印式でも「信頼するしかない。ここを乗り越えれば強くなる」と語っていたが、ここ数日間、会長自身も睡眠が取れないほど不安だったようだ。比嘉にとって果たしてフライ級が適正階級だったか疑問だ。

 体重超過は頻発している。先月のWBCバンタム級タイトルマッチでは王者ネリが体重超過でベルトを剥奪されたものの、試合は山中にKO勝利。山中が現役最後のリングと思い定めていた一戦だったこともあって批判が集中した。

 比嘉が昨年5月に初の世界戦に臨んだ際は、王者のフアン・エルナンデス(メキシコ)が体重超過でベルト剥奪。試合に勝った比嘉が新王者となった。具志堅会長は「こういうのは駄目だ」と不快感をあらわにしていたが、約1年後、自らの陣営に降りかかってきた。

 JBCはネリに対し体重超過では初となる日本での活動を永久に停止する処分を下している。JBCの安河内事務局長は比嘉に対しても「長期出場停止などの厳罰になると思う」との見通しを示した。世界的に高かった日本選手の信用に傷をつけた責任は重い。

 相次ぐ体重超過は階級制競技の根幹を揺るがしかねず、試合を楽しみにして、チケットを買ったファンを裏切る行為でもある。厳罰は当然で階級の適正な選別などボクシング界を挙げた防止策の構築が急務だ。(奥山次郎)

最終更新:4/15(日) 9:58
産経新聞