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大谷の技 刀抜いた2安打 シフト破り二塁打&イチばり中前打

4/15(日) 6:00配信

スポニチアネックス

 ◇ア・リーグ エンゼルス5―4ロイヤルズ(2018年4月13日 カンザスシティー)

 二刀流が技ありの2安打だ。エンゼルスの大谷翔平投手(23)は13日(日本時間14日)、ロイヤルズ戦に「7番・DH」で出場。8番から昇格した一戦で1点を追う8回無死一塁から中前打で逆転劇を演出し、6連勝に貢献。自ら決勝のホームも踏んだ。2回にはメジャー初の二塁打を放ち、3度目のマルチ安打。打者で先発した試合は開幕から7試合連続安打とした。

 7番らしく、つなぎ役に徹した。1点を追う8回無死一塁。大谷は2球で追い込まれたが、2―2から中継ぎ右腕グリムの外角低めのカーブに反応。体重移動を一瞬止めてボールを呼び込み、逆らわずに中前に運んだ。

 「(カーブは)100%狙ってはいない。気持ち浮き気味に来たので何とか打てた」。控えめに振り返ったが、まるでイチロー(マリナーズ)を見ているような技ありだった。

 同点後、キンズラーの犠飛で勝ち越しの生還。余裕で還れたがスライディングし「しっかりホームを踏めるように」と細心の注意を払った。8番から7番に昇格した試合で6連勝に導き、開幕から12勝3敗は79年に並ぶ球団記録だ。

 2回にも打撃技術が凝縮されたメジャー初の二塁打を放った。ロイヤルズ守備陣は三塁手が三遊間、遊撃手が二塁付近、左翼手が中堅寄りの「大谷シフト」を敷き、通算92勝の右腕ハメルは引っ張らせるために内角へ速球系の92マイル(約148キロ)ツーシームを投じた。大谷の狙いは変化球で当然差し込まれた。

 「あれをスタンドまで運べるイメージはない。あそこの場面でできる最大のアプローチ」。バットを斜め下からカットするように打ち、最後は右腕一本で振り抜いた。まるで侍が刀を抜くようにだ。打球はシフトをあざ笑うかのようにがら空きの左翼線へ。「(シフトは)特に意識しなかった」とした上で「引っ張り専門という意識はない。広角に打てるように心掛けている」。逆方向に打てる大谷にはシフトは意味をなさなかった。

 ともに追い込まれてからの技ありの2安打。日本ハム時代の2ストライク後の打率は・181だったが、メジャーでは18打数6安打で・333。「普通2ストライクからの打率は急激に下がってくる。そこで良い打撃ができているのは凄く良い傾向」と胸を張った。(カンザスシティー・柳原 直之)