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「安倍3選難しい」断言するワケとは 小泉純一郎元首相

4/15(日) 7:01配信

産経新聞

 小泉純一郎元首相は14日、水戸市で記者団の取材に応じ、安倍晋三首相(自民党総裁)が3選を目指す党総裁選について「3選は難しい。信頼がなくなってきている」と述べた。「政局の小泉」がそう断言する根拠は何か。主なやりとりは以下の通り。

 --安倍内閣でさまざまな問題が浮上しており、野党は安倍内閣の総辞職を求めているが、国会の状況をどうみるか

 「これはね、(学校法人)『森友学園』だったかな、安倍首相が最初に『妻や私が関係していたら、総理も辞める、国会議員も辞める』って。あれから端を発した。野党も真剣になって。あのころだって、昭恵夫人が森友学園の名誉学長(原文ママ)していた。名誉学長していながら、なんで関係ないと言えるのか。あれに端を発したんだよ。だから、言い訳しているような状況だからね。言葉っていうのは大事だよ。関係していたのは分かっていたのに、なんであんなことを言ったのか」

 --学校法人「加計学園」問題では、愛媛県関係者と柳瀬唯夫元首相秘書官が首相官邸で面会していたという記録文書が、ないと言っていたものが、政府側で見つかった。どちらかがうそをついている状況だが、ここもかなり問題になっている

 「記録と記憶ね、記録のほうが正確だと思っている人が圧倒的に多いと思うけどね。記憶にないということは人間ありますよ。でも、記録残っちゃっているんだからね。これはどっちがうそをついているかは、大体、みんな想像しちゃうよね。早く本当のことを言え、と。本当に忘れているんなら、仕方ない。でも、記録に残っていたら仕方ないよな。記録を信用するでしょう、記憶よりも。私も記憶悪くなってきたから、しょっちゅう忘れるけど、記録残っているっていうのは、自分はこんなことを言ったというよりも、こんなことが残っているというと、そっちを信用せざるをえないだろうな。記憶はね、記憶力というのは衰えてきたな」

 --安倍首相は「記憶」と言っている柳瀬氏を信用すると言っているが、安倍政権の体質はどうか

 「これは個人的な関係で分からないけど、あの問題は佐川(宣寿前国税庁)長官のときに質問で、『この人事はどうなんだ』となったときに、国会で安倍総理も『この佐川長官の人事は適材適所だ』と言った。『そりゃないだろう』とみんな思った。麻生太郎副総理兼財務相もそうだよな。適材適所。じゃ、なんで懲戒処分するの。適材適所の人物を懲戒処分なんかするわけないでしょ。言葉がね、言い逃れなんだよな」 

 --今日の講演の中で、ご自身が戦われた総裁選の話をされた。今年9月の総裁選で、安倍首相は「信なくば立たず」という言葉を使っていたが、まさに小泉氏の座右の銘だ。総裁選3選はどうみているか

 「まぁ、難しいだろうな。信頼がなくなってきたから、何言っても言い逃れに取られてしまう。言い訳、適材適所の人材、関係したらやめるとか、日本語をその通り取れば、誰だって関係しているのを知っている。名誉学長とか、あいさつまでして、関係していないなんて言えない」

 --防衛省が不存在としていた自衛隊のイラク派遣の日報を公開する方針だ。小泉氏が首相のときに「非戦闘地域」以外には派遣しないと言っていたが、日報には「戦闘」という文言が含まれている可能性が非常に高い。受け止めを

 「戦闘地域には行かないという前提で出した。いいじゃないですか」

 --ただ、日報の中には

 「見てみれば、どうなっているか分かる。戦闘地域というのは何かというのは、それは解釈はいろいろある。憲法9条だって自衛隊に(ママ)戦力ではないと言っているでしょ。曖昧なのが日本は好きだ。自衛隊に(ママ)戦力がないと思っている人ほとんどいないでしょ。守ろうとしている人が沢山いるんだから、どういう風に解釈しているか」

 --当時の答弁との矛盾は?

 「なんで矛盾しているの? 非戦闘地域に派遣する、人道、復興支援、喜ばれたわけだ」

 --ただ、現地に派遣された自衛官は「戦闘」という認識だった

 「でも、戦闘している報告は一切なかったね」

 --矛盾はなかった

 「なかった!」

最終更新:4/15(日) 7:01
産経新聞